国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

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2018年12月22日(土)
日本アンデス調査60周年記念シンポジウム「アンデス文明の成り立ちを追って――日本調査団の継承と発展」

チラシダウンロード[PDF:2.1MB]

  • 日時:2018年12月22日(土)14:00 - 17:30
  • 場所:東京大学伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール
  • 一般公開(参加無料/申込不要/定員350名[先着順])
  • 主催:アンデス考古学調査60周年記念事業実行委員会、山形大学
  • 共催:国立民族学博物館
  • 協力:古代アメリカ学会、山形大学ナスカ研究所、アンデス文明研
       究会、一般社団法人希有の会、埼玉県ペルー友好協会
  • お問い合わせ先:
       埼玉大学教養学部 井口欣也研究室
       TEL 048-858-3595
 

主旨

日本の研究者によるアンデス考古学調査は1958年に始まり、今年で60年目の節目を迎えました。これまで、日本調査団は一貫してアンデス文明の成り立ちを探求し続け、数々の重要な発見と研究成果がありました。現在でも多くの考古学プロジェクトがペルー各地で実施され、新たな課題を追い続けています。このシンポジウムでは、近年めざましい成果のあったパコパンパ遺跡とワヌコ盆地の調査プロジェクトを中心にご報告し、同時に研究者による座談によって今後の研究の展望を示します。

 

プログラム

第1部:報告  趣旨説明・司会進行 坂井正人(山形大学)
14:00 - 16:00 「アンデス文明形成過程の探求――成果の蓄積と新しい展開」
井口欣也(埼玉大学)
「パコパンパ遺跡の発掘――権力生成の探求と遺跡保護をめぐる地域住民との共創」
関雄二(国立民族学博物館)
「コトシュ遺跡の時代と人びと――ワヌコ盆地の編年と社会像の再検討」
鶴見英成(東京大学)・松本雄一(山形大学)
第2部:座談  「研究の到達点と展望――何がわかったのか、何を目指すのか」
16:20 - 17:30 司会:加藤泰建(埼玉大学名誉教授)
パネリスト:大貫良夫(野外民族博物館リトルワールド館長・東京大学名誉教授)
      関雄二、坂井正人、井口欣也、鶴見英成、芝田幸一郎(法政大学)、松本雄一