『小長谷有紀の掲示板』 ─モンゴル遊牧民資料室─
モンゴル遊牧民資料室:QTVRオブジェクトムービー
モンゴル高原では、乾燥し、かつ寒冷な環境に適応した生活の技法として遊牧が展開されてきました。ヒツジ、ヤギ、ウシ、ウマ、ラクダの5種類の家畜を群れとして放牧し、季節に応じて宿営地を移すのがモンゴルの遊牧です。宿営地には、いくつかの「ゲル」と呼ばれる円形のフェルト製テント式住居が集まっています。牧民の一家が、例えば老夫婦の住まうゲルや台所用の小さなゲルを別に設けていて、いくつかのゲル群になります。さらに複数の牧戸がつどって宿営していることもあります。ここでは、こうした草原の宿営地での遊牧民の生活に欠かせない道具やモノを『働く』『くつろぐ』『祈る』の3つのカテゴリーにわけ、QTVRオブジェクトムービーで紹介します。上のメニューからそれぞれのカテゴリーを選択し、見たい画像をクリックしてご覧になってください。(小長谷有紀)