国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

館外での出版物

アンデスの考古学 改訂版(世界の考古学1)

2010年9月20日刊行

関雄二 著

同成社

出版物情報

主題・内容

目下、調査研究の第一線にある気鋭の研究者の手になる南アメリカ古代文明の概説書。平易な語り口と豊富な写真・図版により、読者をチャビンやナスカ、そしてインカの世界に誘う。

目次

はじめに
第1章 自然環境と文化領域、そして編年
第1節 南米の文化領域の設定
第2節 アンデスの自然環境とその利用
第3節 編年体系の複雑さ
第2章 最初のアメリカ人
第1節 最初のアメリカ人の探求
第2節 南米最古の狩猟採集民と魚尾形尖器
第3節 パレオ・インティアンの生業像
第3章 農耕と牧畜の発生
第1節 後氷期の自然環境と人類の適応
第2節 文明の形成
第4章 祭祀建造物の巨大化
第1節 土器の登場
第2節 祭祀建造物の巨大化
第3節 チャビン現象とその衰退
第4節 神殿の崩壊
第5章 多様な地方文化の時代
第1節 モチェ王国の勃興
第2節 砂漠に開花したナスカ文化
第6章 ティワナクとワリ
第1節 高原の都市ティワナク
第2節 ワリの戦略
第7章 王国の衝突
第1節 祭祀と交易の国家シカン
第2節 近づく帝国の足音
第8章 アンデス最大の帝国――インカ
第1節 インカの王朝と神話的世界
第2節 インカの地方支配と経済システム
古代アンデス文明編年表
参考文献一覧
おわりに
遺跡索引