国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

民博通信

『民博通信』は、本館において現在計画中、および進行中の研究について、その学術的な特色、独創的な点、期待される成果などを、研究者を中心に広く発信するのが目的です。使用言語は、日本語です。年4回発行。

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2004 No.106

特集 民俗書誌論へのいざない
2004年9月30日発行

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目次

特集 民俗書誌論へのいざない
責任編集 笹原亮二
日々の生活文化の変遷やあり方の解明を課題としてきた民俗学が、従来、文字と口頭伝承を対立的に捉え、口頭伝承を過度に重視してきたことの不十分さは明らかである。今我々に必要なのは、文字や文書自体の内容や形式と同時に、人々の知識や情報の獲得や形成や伝承にそれらが果たした役割を十分ふまえて民俗研究を試みる取り組み、すなわち「民俗書誌論」である。
生活の中の文字─獅子舞の巻物と演者たち
文 笹原亮二
ホンヨミの民俗
文 川島秀一
絵解きの現代的成長─「刈萱」の絵解き
文 久野俊彦
史料調査の方法をめぐって
文 西田かほる
リーディング・ガイド<民俗書誌論へのいざない>
文 小池淳一
プロジェクト
埋蔵量の多い研究領域(NPO,NGO研究)から生まれた言政学
各個研究:NPOの総合的研究
文 出口正之
地球市民の先駆か、世界の孤児か
各個研究:グローバル化時代におけるディアスポラ─無国籍者とボーダーに関する研究
文・写真 陳天璽
資料と情報
開発援助と人類学─デンマークとスウェーデンの場合
第15回国際人類学・民族学会議
文・写真 岸上伸啓
ほん
八杉佳穂著
『マヤ文字を解く』
評者 青山和夫
朝倉敏夫編
『「もの」から見た朝鮮民俗文化』
評者 朴銓烈
民博の研究刊行物
ひと
吉田集而さん
紹介者 松原正毅
紀行
壮族の歌祭り
文・写真 塚田誠之
ニュース
視座
ポスト社会主義人類学
文 佐々木史郎

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