国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。

みんぱく映画会

2013年9月28日(土)
白塔

《機関研究成果公開》みんぱく手話言語学フェスタ2013関連


チラシダウンロード[PDF:1.56MB]

中国河南省のろう者コミュニティーの日常を切り出した実話に基づくドキュメンタリー映画。淡々と描き出される生活の流れに両監督のおもいがどう伝わるのか、ひとりひとりに尋ねてみたくなる作品です。

  • 日 時:2013年9月28日(土)13:30~16:45(開場13:00)
        13:30~15:00 『白塔』上映
        15:00~15:20 休憩
        15:20~16:45  監督を交えてのトーク
        (トークのみインターネット配信あり)
  • 場 所:国立民族学博物館 講堂
  • 定 員:450名
    • 入場整理券を10:00から講堂入口にて配布いたします。
    • 事前申込は不要です。
  • 参加料:無料(ただし、本館展示をご覧になる方は観覧料が必要です。)
  • 主 催:国立民族学博物館
 
「大阪アジアン映画祭・プレ企画」にてみんぱく映画会の上映作品『白塔』が話題になりました。

9/28のみんぱく映画会『白塔』で逐次通訳を務められた秋山珠子さん(立教大学/字幕翻訳家)が、「大阪アジアン映画祭・特別ゼミナール」に参加されました。ゲストトークの中で、『白塔』について触れられました。

ゲストトークでのようすはこちら(大阪アジアン映画祭ホームページ)

 

みんぱく映画会「白塔」

前半は、ろう者コミュニティーの日常を描いた映画『白塔』を上映します。映し出されるのは、中国でもっともろう者が多いといわれる河南省のろうの中年男性・景明。再婚を考える景明をとりまく手話でつむぎだされる人間関係、なんだか私たちの身近にあるような…あるいは、まったく異なる世界?実話にもとづくドキュメンタリー映画独特の雰囲気をお楽しみください。
後半は、蘇青(スー・チン)、米娜(ミー・ナー)両監督をお迎えし、制作の背景やその後の展開などについて伺いながら、私たち自身のコミュニティーや世界観についても考えてみたいと思います。司会は小林昌之(中国障害者法等)、パネルは管野奈津美(ろう者/デフアート)と中津真美(コーダ※/聴覚障害学)でおおくりします。
多数のご来場をお待ちしております。

※コーダ=聞こえない親をもつ聞こえる子ども

中国インディペンデント・ドキュメンタリー映画 「白塔」 13:30~15:00

第15回マルセイユ国際ドキュメンタリー映画祭「最優秀初監督作品賞」
「シネマ・リサーチ・グループ特別賞」受賞作品

2003年/中国映画/中国語(北京語河南方言)、中国手話/83分/日本語・英語字幕つき
監督・制作:蘇青(スー・チン)、米娜(ミー・ナー)
作品提供:特定非営利活動法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭

監督を交えてのトーク 15:20~16:45
【総合司会】菊澤律子(国立民族学博物館)
【ゲスト】蘇青(スー・チン)、米娜(ミー・ナー)
【司会】小林昌之(アジア経済研究所 開発研究センター)
【パネリスト】管野奈津美(筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター)
       中津真美(東京大学 バリアフリー支援室)
【中国語・日本語通訳】秋山珠子(立教大学/字幕翻訳家)
ゲスト

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右:蘇青(スー・チン)
内モンゴル生まれ。現在は自主映画作家として北京に在住。1995年から1998年まで北京の広告会社でアート・クリエイターと編集者を務める。1998年から2002年まで、北京のテレビ映画製作会社で監督業をし『The Melody of Striver』を制作。独立後に、本作と『Old Tang』『The Heirs of the Deaf』などを制作した。

左:米娜(ミー・ナー)
重慶生まれ。北京の広告会社でファッション・デザイナー、コンサルタントとして働き、後にアート・クリエイターと顧客担当責任者を務める。本作を制作後、2004年に北京の中央美術学院でアート・マネジメントのMBAを取得。2004年中国国際画廊博覧会のドキュメンタリーを撮影した。

 
司会

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小林昌之(アジア経済研究所 開発研究センター)

専門は中国法、障害者法。中国を中心にアジアの障害者法制を研究するとともに、現地のろう者や手話事情についても考察。最近の著書に、『アジアの障害者雇用法制』(編著、アジア経済研究所、2012年)などがある。

 
パネリスト

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管野奈津美(筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター)

ろう者。専門は芸術。ギャローデット大学留学中にデフアートを学び、ろう者としての芸術表現、また欧米におけるデフアートの歴史やろう者の芸術活動の動向の整理等に取り組む。

 

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中津真美(東京大学 バリアフリー支援室)

ろう者の父と聴者の母をもつ。主にコーダの視点から「聴覚障害のある親と聞こえる子どもの親子関係」の心理社会的発達研究に取り組む。

 
■お問い合せ先
国立民族学博物館 広報企画室企画連携係
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
Tel: 06-6878-8210(土日祝を除く9:00~17:00)