国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった民族学・文化人類学の研究所です。
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みんぱくとは

ごあいさつ

2013年4月1日

国立民族学博物館(みんぱく)は創設39年をむかえ、研究調査、博物館事業、大学院教育、そして社会連携など、さまざまな活動を展開しております。2004年4月からは大学共同利用機関法人・人間文化研究機構の一員となり、機構内の5機関と連携して人間と文化についての総合的研究を推進しています。

みんぱくは、世界の民族、社会や文化などを研究対象とし、文化人類学と民族学および関連分野の基礎的かつ理論的研究をおこなってきました。グローバル化の進展によって、人類は生活や社会のしくみだけでなく価値観にいたるあらゆる面で未曾有の変化に直面しています。この動きの実際とプロセス、そして将来の方向性を現地でのフィールドワークにもとづいて明らかにすることが、文化人類学の今日的課題といえましょう。

文化人類学と民族学の研究所であるみんぱくは、研究調査の成果を機関研究、共同研究、国際シンポジウムなどを開催し、毎年1000名を超す研究者を国内外から招聘して研究を発展させています。その成果は現地の人びとや社会と共有し、ともに議論し、考える「フォーラム型」研究に反映されています。また、出版やメディアだけでなく、講演会やゼミナール、フォーラムやウイークエンド・サロン、映画会や研究公演などさまざまな催しものをとおして一般の人びとにも公開されています。

みんぱくは、異文化をより深く理解するために物質文化、生活様式、芸能・音楽などの文化資料や種々の情報収集も積極的にすすめてきました。現在、33万点の標本資料、8万点の映像・音響資料、63万点の文献図書資料などを所蔵する学術情報センターとして、種々の資料をデータベース化し、それらの資料と情報を学界や一般の人びとに提供しています。

2008年度からは本館展示の新構築に着手し、これまでにオセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、西アジア、音楽、言語、インフォーメーション・ゾーン、そして日本文化の展示場が新しい姿を見せています。そのほか、春と秋に特別展示や年数回の企画展をおこない、新しい研究成果を披露しています。

みんぱくでは、博士課程の大学院の教育をおこなっています。大学共同利用機関で構成される総合研究大学院大学の文化科学研究科において、現在内外から30名の大学院生が学位論文の作成を目指して調査と研究にはげんでいます。

ホームページでは、みんぱくの研究者の多方面にわたる研究調査から、国際研究集会、国際学術交流、大学院教育、展示や催し、そして博学連携などの社会貢献にいたる活動についてのあらゆる情報を掲載しています。

博物館機能をそなえた文化人類学と民族学の研究所、および大学共同利用機関の研究センターとしての国立民族学博物館の活動をご理解いただき、今後とも本館にたいしてみなさまからのご助言とご支援をお願いするしだいです。

国立民族学博物館長:須藤健一

所在地
〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
電話:06-6876-2151(代表) ※建物設計:黒川紀章 建築・都市設計事務所
沿革
国立民族学博物館(みんぱく)は、文化人類学・民族学に関する調査・研究をおこない、その成果に基づいて世界の諸民族の社会と文化に関する情報を人々に提供し、諸民族についての認識と理解を深めることを目的として、1974(昭和49)年に創設され、1977(昭和52)年11月に開館しました。
施設の概要
敷地全体が公園計画に調和するように、建物の高さを全体的にできる限り低く押さえ、伝統的な日本建築のもつ美の特色を活かしています。1階に収蔵、2階に展示、3、4階に研究の機能をまとめて配置し、建物の中央部には採光が可能なパティオ(中庭)を設けています。
国立民族学博物館要覧