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施設の概要

敷地全体が公園計画に調和するように、建物の高さを全体的にできる限り低く押さえ、伝統的な日本建築のもつ美の特色を活かしています。平面計画は複数のブロックによって構成されており、それぞれのブロック外壁は原則として採光をおこなわないことになっていますが、展示場の内側には採光が可能なパティオ(中庭)を設けています。

各パティオは、建築内部に屋外の環境を持ち込むばかりでなく、屋外展示スペースとしても利用することができます。動線計画は、1階に収蔵・2階に展示・3、4階に研究の機能をまとめて配置し、エレベータ・階段で垂直に最短距離で結んでいます。とくに展示のための観客の動線は、全体を詳細にみることも、一部分展示ブロックを簡略してみることも可能な回遊方式になっています。

敷地面積:40,821 m²
建築面積:18,177 m²
建築延床面積:52,648 m²

屋階:846 m²
4階:7,207 m² 研究部門
3階(中3、中4階を含む):7,340m² 研究・図書・管理部門
2階(中2階を含む):16,830 m² 展示・管理部門
1階:17,410 m² エントランス・収蔵・サービス部門
地階:3,015 m²

民博全景(要覧2020)