池谷和信
池谷和信
国立民族学博物館・人類文明誌研究部・教授
IKEYA Kazunobu
National Museum of Ethnology・Department of Cultural Research・Professor
私は、北東アジアの多様な自然に応じて自然資源利用と管理をめぐる環境人類学や人文地理学の研究をしてきました。具体的には、(1)ロシア北東部のチュコトカではトナカイ飼育やクジラ猟、(2)日本の東北地方では山菜採集やクマ猟、そして海洋資源の利用です。今回は、これら2つ地域研究の成果をふまえて、「海からみた北東アジアの環境史」を研究テーマにかかげています。ベーリング海、オホーツク海、日本海、そして東シナ海における生き物と人とのかかわりの歴史的変化を通して、北東アジアにおける持続可能な資源利用の方策を考えます。
関連成果:池谷和信2003『山菜採りの社会誌』東北大学出版会、池谷和信編2009『地球環境史からの問い』岩波書店

研究業績の詳細はこちら(国立民族学博物館ホームページ)