国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館をもった文化人類学・民族学の研究所です。
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フォーラム型情報ミュージアムプロジェクト

人類は、世界各地でさまざまな道具や儀礼具、建造物、歌や踊り、口承伝承などを創り出してきた。ところが、1980年代以降のグローバル化の急激な進展によりそれらの多くは消滅の危機に陥っている。このため、人類の文化遺産としての民族文化の継承と創造の問題についてグローバルな視点から取り組む必要がある。
国立民族学博物館は、開館以来40年にわたり世界の民族文化を研究し、多様な民族資料とそれらに関する情報を集積してきた。有形・無形の資料やそれらに関する情報を「人類の文化資源」として同時代の人々と共有し、かつ後世に伝えることが喫緊の課題であると考える。
本プロジェクトでは、国内外の研究機関や大学、博物館および現地社会と連携しながら本館および連携機関が所蔵する多様な文化資源について国際共同研究を推進し、その成果を個々の文化資源に関する基礎情報に加味して記録化するとともに、フォーラム型情報ミュージアム(多言語によるフォーラム機能をもつマルチメディア対応のデジタル・アーカイブズ)から発信する。
本プロジェクトは、(1)特定の文化資源に関する国際共同研究の実施とその成果のコンテンツ化・多言語化および(2)フォーラム型情報ミュージアムのシステム構築とその運用からなる。
本プロジェクトを推進することによって、国内外の機関間連携による収蔵資料の世界規模での共有化・共同利用化を実現でき、研究・教育や文化伝承・創造、情報収集のために研究者のみならず、文化伝承者や一般市民までもが利用できるようにしたい。