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澁谷美和(SHIBUYA Miwa)

在学生の研究内容

澁谷美和(SHIBUYA Miwa)

所属

地域文化学専攻

指導教員

主任指導教員:平井京之介/副指導教員:樫永真佐夫

研究題目

認知症の生きられた経験に関する人類学的研究

研究キーワード

認知症、若年性アルツハイマー、物語、社会的苦しみ

研究の概要

本研究では、日本における65歳未満で発症したアルツハイマー型認知症者を対象に、インタビューと社会生活の様子を観察したデータから、彼らの認知症とともに生きる経験とはいかなるものかを詳細に記述することとする。そしてその経験に内在する苦悩を照射し、彼らの生きる苦しみに社会がどのように関与しているのかを検討する。この研究目的を達成するために、以下3つの問いを立てた。

問い1 若年性アルツハイマー型認知症者の認知症とともに生きる経験はいかなるものであり、そこにどのような苦悩が存在するか?
問い2 どのような「物語」を作りながら、問い①の苦悩に対処しているか?
問い3 ①と②の苦悩と「物語」のなかに、どのような社会的苦しみが存在するか?