川瀬慈准教授の監督作品が東京ドキュメンタリー映画祭【人類学・民俗映像部門コンペティション】で準グランプリを受賞
受賞年度 | 2022年度 |
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受賞者 | 川瀬慈 |
川瀬慈准教授の監督作品が東京ドキュメンタリー映画祭【人類学・民俗映像部門コンペティション】で準グランプリを受賞
2022年12月19日掲載
東京ドキュメンタリー映画祭2022【人類学・民俗映像部門コンペティション】において、本館 川瀬慈 准教授 監督作品の新作映画「吟遊詩人 声の饗宴」が準グランプリを受賞しました。
作品情報
「吟遊詩人 声の饗宴」
川瀬慈 撮影・監督
2022年6月完成、17分
エチオピアの都市にみられる吟遊詩人酒場“アズマリベット”。ここでは、弦楽器マシンコを弾き語る楽師アズマリが人生の無常や恋についての伝承歌を歌う。聴き手も即興的に詩を生み出し、頻繁に歌い手に投げかける。アズマリはそれらの詩を弦楽器の旋律にのせて一字一句復唱していく。アズマリの歌は、庶民の気持ちを代弁するのみならず、エチオピアの社会情勢を映し出す鏡であるといる。
人類学・民俗映像部門 審査員 市岡康子氏(映像ディレクター)のコメント
「17 分ワンカットで撮影されていて、そのカメラの力量に恐れ入った。カメラがちょっと動いたのは1 ヶ所しかなくて、安定したカメラワーク。(エチオピアで弦楽器マシンコを弾き語るアズマリの、)日常的な批評精神の発露がよく捉えられていた。作者とエチオピアの人たちとの近さが感じられた」
東京ドキュメンタリー映画祭2022は、2022年12月23日(金)まで、新宿K’s Cinemaにて開催中です。川瀬慈准教授の「吟遊詩人 声の饗宴」は、12月22日(木)にも上映され、当日は川瀬准教授も登壇予定です。
なお、12月22日(木)は、本館からもう一作品、神野知恵特任助教、山中由里子教授による「それでも獅子は旅を続ける~山本源太夫社中 伊勢大神楽日誌~」(2022年、89分)も上映されます。
それぞれのスケジュール、チケットについては、東京ドキュメンタリー映画祭公式サイトをご覧ください。