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人を救うのは宗教か、政治か

巨大な教会に集う群衆は人々への宗教の力を誇示する

研究者 新免光比呂 SHINMEN Mitsuhiro
研究分野 宗教学
研究地域
(調査地)
ルーマニア

私の研究

宗教と政治の関わりをルーマニア中心に、他の地域、他の時代と比較しながら考えることが研究テーマです。たとえば、戦間期ルーマニアのレジオナールという宗教的政治運動は、一般大衆だけでなくエリアーデやシオランなどの世界的知識人も魅了しました。同時代、日本では井上日召の血盟団が多くの人の心を捉えました。似て非なるもの発見、これが楽しみです。

一緒に研究している人:ブカレスト大学助手 ロマン・パスカ

新免先生はルーマニアの農村に関する優れた研究者です。都市に住んでいるルーマニア人よりも農村の暮らしについてよく知っています。それだけではなく、一般に信心深いといわれるルーマニア人のメンタリティを宗教とファシズムの関係、そこでの知識人の役割から明らかにしようとされています。この視点はルーマニアにおいてもユニークだと思います。(日本語訳)

Mr. Shinmen is a very excellent researcher about Romanian village life. He knows Romanian village life better than Romanians living in cities. Moreover, he is occupied with clarifying the mentality of Romanians who are said to be very pious from the point of view of the relationship between religions and fascism and the role of the intellectuals. This view point is unique even in Romania.
Roman Pasca, Assistant, Bucharest University