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インドの旧王都で宗教と社会の変化を考える

研究者 三尾稔 MIO Minoru
研究分野 文化人類学
研究地域
(調査地)
インド西部
(ラージャスターン州ウダイプル市など)

私の研究

インドのラージャスターン地方を調査地として、ヒンドゥー教信仰と社会の変化について研究をしてきました。最近はウダイプルというかつての王都で、消費社会化やSNSの発達が神がみの信仰の仕方や祭礼のあり方にどのような影響を及ぼしているのかということに関心を持ち、現地調査を続けています。インドの経済や社会の激しい変化は30年あまり前に研究を始めたときには想像もできませんでした。宗教信仰のあり方も変わりにくいと思われがちですが、実際には大きく変わっています。21世紀に入って経済発展を続けるインド、その中で変わりゆく暮らしのありさま、変わらずに維持されていること、それらを出版、展示、映像などみんぱくの様々な媒体を通じてお伝えしてゆきます。

一緒に研究している人:ラージャスターン州立ミーラー女子大学社会学講師 シャーム・S・クマワット博士

私は稔さんとは25年以上の友だちづきあいをしています。またラージャスターンのウダイプル地方の文化や宗教に関するさまざまな研究プロジェクトを一緒に進めてきました。稔さんは親切で正直、また彼の専門分野に関する深い知識を持ち、インドの厳しい気象条件の下でも仕事を進めています。また彼はヒンディー語を流暢に話せるので、都市の住民とも農村の人びとともコミュニケーションできます。時間やスケジュールを管理する能力にも長けています。いつも「仕事」最優先の熱心な研究者なのです。(日本語訳)

I have been friends with Minoru Mio over 25 years and have worked with him in various projects regarding Indian culture and religion in the Udaipur region, Rajasthan. Minoru-san is kind, honest, and having great knowledge of his subject and can work even under severe weather conditions. He also interacts with urban and village people as he can speak Hindi fluently. He has ability to manage his time and schedules. He is a dedicated researcher whose priority is always ‘The Work.’
Dr. Shyam S. Kumawat. Lecturer in Sociology, Government Meera Girls College Udaipur, Rajasthan (India).