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文化遺産的価値と会計的価値の衝突に関する博物館学と会計学との共同研究(2022-2026)

科学研究費助成事業による研究プロジェクト|基盤研究(B)

出口正之

目的・内容

「人類共通の遺産を守る」という文化的な価値に関するグローバルな合意と、「効率性」「有効性」を明らかにして比較可能にするという「会計的な価値」に関するグローバルな流れが存在する。両者はほとんど交錯することがないが、博物館の資産評価の場においてその軋轢が顕在化する。そこで博物館学者と会計学者とによる【標本・資料交差調査法】によって、その軋轢の正体を明らかにすることを目的としている。
多くの会計学者は会計のことを「言語」との比喩をしばしば使用する。そのことを援用すれば、文化遺産を表現する「言語」と会計を表現する「言語」との関係を明らかにし、文化遺産の「保存の価値」=恒久性を加味して、現存する人類だけではなく将来の人類に対して表現していく文化遺産の「手段=会計上の言語」を作り上げることを目的としている。

活動内容

KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)
「文化遺産的価値と会計的価値の衝突に関する博物館学と会計学との共同研究」(課題番号23K22019)
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-22H00747