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服装・身装文化デジタルアーカイブ(2022)

科学研究費助成事業による研究プロジェクト|研究成果公開促進費(データベース)

高橋晴子

目的・内容

本事業である〈服装・身装文化デジタルアーカイブ〉構築の目的は、各民族が永年にわたり育んだ伝統的な染織・身装(身体と装い)文化を軸として、学術的価値のある標本・画像・文献資料が、経年劣化や酸性紙等の問題で後世に伝承できない現状に鑑み、これらの貴重資料の体系的なデジタル化を図り、国内外の研究等に広く供することにある。具体的には、①特に劣化の激しい明治・大正・昭和前期の学術資料を優先的にデジタル化、②既存の学術標本・画像・文献資料のデータ更新およびタグ付等を行い、明治維新以降から現在に至るまでの身装文化に係る情報の充実を図る。
さらには、本デジタルアーカイブは、世界の身装文化に係る研究拠点としての役割を目指し、①国内外の次世代の人々に我が国の身装文化の変容過程を明確に伝え、②国内外のデータベースとの連携をもとに、世界の身装に係る情報の提供を実現する。