20世紀初頭の日本におけるペルシア・西域・中央アジア認識の実証的研究(2023-2025)
科学研究費助成事業による研究プロジェクト|特別研究員奨励費
山中由里子
★2024年9月30日移管
目的・内容
研究の目的
本研究では、20世紀初頭の日本におけるペルシア観の見取り図を、建築家、美術史家、歴史学者たちのネットワークの間で展開された「ペルシア」、「西域」、「中央アジア」に関する研究と言説の分析を通して描く。この時期の日本人のペルシア観の形成を、単なる欧米のオリエンタリズムの受容として捉えるのではなく、欧米、日本とイランで展開された言説の相互作用、学者の間の交流、競争や価値観の交錯という視点から再考する。ペルシアに関する知識の相互関係を探るため、日本のみならず、同時期に欧米とイランにおいて展開された言説も蒐集し、比較分 析を行う。この探求を通して、日本におけるペルシア認識の諸相とその独自性を明らかにする。
研究の内容
本研究の目的は、20世紀初頭の建築家、美術史家、歴史学者たちのネットワークの間で展開された「ペルシア」、「西域」、「中央アジア」に関する研究と彼らの言説を蒐集し、比較文化史的観点から実証的に分析することによって、この時期の日本におけるペルシア観の見取り図を描くことである。本研究では、日本人のペルシア観の形成を、単なる欧米のオリエンタリズムの受容として捉えるのではなく、欧米、日本とイランで展開された言説の相互作用、学者の間の交流、競争や価値観の交錯という視点から再考する。ペルシアに関する知識の相互関係を探るため、日本のみならず、同時期に欧米とイランにおいて展開された言説も蒐集し、比較分析を行う。この探求を通して、日本におけるペルシア認識の諸相とその独自性を明らかにする。
活動内容
KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)
「20世紀初頭の日本におけるペルシア・西域・中央アジア認識の実証的研究」(課題番号23KF0291)
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-23KF0291