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菅瀬晶子

スタッフの紹介

菅瀬晶子(スガセ アキコ)

超域フィールド科学研究部・准教授

専門分野 文化人類学・中東地域研究
各個研究 東地中海アラブ諸国における宗教的マイノリティのアイデンティティ表象とナショナリズム

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略歴

  • 2006年3月、総合研究大学院大学文化科学研究科地域文化学修了。日本女子大学ほか非常勤講師、総合研究大学院大学葉山高等研究センター上級研究員、同大学学融合推進センター特別研究員を経て、2011年4月より民博。

専門分野

文化人類学、中東地域研究(ことにパレスチナ・イスラエルを中心とした、東地中海アラブ地域)

研究のキーワード

中東、東地中海、パレスチナ、イスラエル、キリスト教徒、マイノリティ、アイデンティティ、エスニシティ、文化表象、共存

現在の研究課題

  • パレスチナ・イスラエルを中心とした東地中海アラブ地域で、一神教徒が共有する聖者崇敬の研究 イスラエルにおけるアラブ人市民を中心とした、マイノリティによる文化表象のありかた

所属学会

日本中東学会、日本文化人類学会、京都ユダヤ思想学会

主要業績

【単著】

2010 『新月の夜も十字架は輝く -中東のキリスト教徒-』(イスラームを知る6)、山川出版社、111頁。
2009 『イスラエルのアラブ人キリスト教徒:その社会とアイデンティティ』、溪水社、221頁。
【共著】

2008 「ヒズブッラーを支持する「イスラエル市民」たち ―アラブ人市民のエスニシティ-」、黒木英充編『「対テロ戦争」時代の平和構築』、東進堂、147-164頁。
2003 『新版・ヒット商品をつくるネーミング辞典Part2』(アラビア語部分)、学習研究社。

受賞歴

2006 長倉研究奨励賞、総研大研究賞受賞

経歴詳細

学歴
  • 東京外国語大学外国語学部アラビア語学科卒(1995)
  • 東京外国語大学大学院地域文化研究家博士前期課程(アジア第三専攻)修了(1999)
  • 総合研究大学院大学文化科学研究科博士後期課程(地域文化学専攻)修了(2006)
職歴
  • 日本女子大学文学部史学科非常勤講師(2006)
  • 総合研究大学院大学葉山高等研究センター上級研究員(2006)
  • 日本女子大学文学部史学科非常勤講師(2008-2009)
  • 神奈川大学経営学部非常勤講師(2010)
  • 日本女子大学文学部史学科非常勤講師(2008-2010)
  • 共立女子大学国際学部非常勤講師(2010)
  • 大阪大学外国語学部非常勤講師(2010)
  • 総合研究大学院大学学融合推進センター特別研究員(2010)
  • 国立民族学博物館民族社会研究部助教(2011-2012)
学位
  • 学術修士(東京外国語大学大学院 1999)
  • 文学博士(総合研究大学院大学 2006)

業績詳細

論文

2012 「豊穣と共生への祈り ―パレスチナ・イスラエルにおける聖者アル・ハディル崇敬」、『民族紛争の背景に関する地政学的研究』vol.19、大阪大学世界言語研究センター、全75頁。
2010 「ヨルダンの加速器施設SESAMEと受け入れ地アッラーンの関係改善のために」、『科学』Vol.80 No.7, 677―678頁。
2007 「人は小麦にて生かされる -麦粥にみる、アラブ人キリスト教徒のアイデンティティの表象-」、JISMOR3、128-135頁。
2006 「イスラエルのアラブ人村落におけるキリスト教徒と、その社会に関する事例研究 -アイデンティティの形成とその様態-」、総研大文化科学研究第2号、11-42頁。
2003 「出口のない環の中で -アル・アクサ・インティファーダの余波とイスラエル・アラブ社会」、地域研究論集Vol.5 No.2、161-169頁。
2000 「書評:エドワード・サイード『パレスチナへ帰る』」、地域研究スペクトラム第5号、72-74頁。
その他

2011 「ジュリエスの帰還」、asahi中東マガジン、6月24日掲載。
2011 「戦争とともに生きる」、asahi中東マガジン、5月21日掲載。
2011 「レバノンにもある「聖書の舞台」カーナ」、asahi中東マガジン、4月4日掲載。
2011 「イスラム教徒に対する、キリスト教徒の本当の気持ち」、asahi中東マガジン、1月23日掲載。
2010 「名もなき花と千のハシーシュ」、『ヴェスタ』77号、32-33頁。
2010 「キリストゆかりの地ガリラヤで「本当のクリスマス」」、asahi中東マガジン、12月18日掲載。
2010 「中東のキリスト教徒 生まれる子供の名前へのこだわり」、asahi中東マガジン、10月18日掲載。
2009 「アラブとイスラエルの周縁で:ガリラヤ地方のメルキト派カトリック信徒」、『季刊民族学』129号、85-104頁。
2009 「ヨルダンの放射光加速器は平和への扉を開くか?」、『総研大ジャーナル』16号、42-43頁。
2009 「コーヒーカップの底の眼」、『月刊みんぱく』12月号、5頁。
2008 「消えゆく「幸せの小さなパン生地」」、『ヴェスタ』71号、40-41頁。
2006 “Belonging to Lebanon: Arab Christians in Israel and the Hizbullah”, Minpaku Anthropology Newsletter No.23, pp.11-12.
2004 「パンとミサイル」、『月刊みんぱく』4月号、14-15頁。
2004 「台所から社会が見える -イスラエル・ハイファのアラブ人居住地区にて」、『民博通信』105号、29-32頁。
2003 「ガリラヤのアラブ人キリスト教徒として-エリヤス・シャクール司祭の活動」、季刊アラブ第107号、10―13頁。
1998 「『緑の男』を追って -東地中海のマール・ジルジス信仰」(2)、季刊アラブ第84号、27-29頁。
1997 「『緑の男』を追って -東地中海のマール・ジルジス信仰」(1)、季刊アラブ第83号、16-17頁。