小長谷有紀名誉教授が令和7年度の文化功労者に選出されました。
受賞年度 | 2025年度 |
---|---|
受賞者 | 小長谷有紀 |
小長谷有紀名誉教授が令和7年度の文化功労者に選出されました。
2025年10月18日掲載
令和7年度の文化功労者が10月18日発表され、本館の小長谷有紀名誉教授が文化功労者に選出されました。
- 文化庁 令和7年度 文化功労者
- 小長谷有紀 名誉教授 略歴は ▶ こちら
文化功労者は、文化の向上発達に関し特に功績顕著な者を顕彰するものです。
関館長コメント
小長谷有紀先生、このたびの文化功労者ご顕彰、誠におめでとうございます。
小長谷先生は文化人類学者として、長年にわたりモンゴル社会の変動と人々の生活世界を精力的に研究されてきました。とくに、社会主義体制から市場経済への移行期における遊牧民の生業や家族関係、アイデンティティの変化を実地調査に基づいて明らかにされた功績は、日本の文化人類学および現代アジア研究に多大な貢献をもたらしました。
また、先生は国立民族学博物館ならびに人間文化研究機構の運営にも長年尽力され、その発展に寄与されてきました。今回のご顕彰は、民博にとりましても、そして文化人類学界全体にとりましても、大きな喜びであり誇りであります。
小長谷先生の今後ますますのご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
国立民族学博物館長 関雄二