みんぱくSama-Sama(サマサマ)塾 塾生募集(2018年)


国立民族学博物館(みんぱく)では、今年度から2年間、知的障がいのある方々を対象とした試行的ワークショップを始めます。Sama-Samaとはマレー語で「あなたと私は同じですよ、一緒ですよ」という意味です。
現在、日本においては、知的障がいのある方が学校を卒業した後で学べる場所はほぼありません。しかし、学校卒業後も、もっと勉強をしたい、学びたいと思っている方は少なくないと思います。本ワークショップでは知的障がいのある方々に生涯学習の場を提供したいと考えています。
一方で、現在の博物館はまだまだ知的障がいのある方々に対応しきれていません。そのため、ワークショップには、付き添いの方にも一緒に参加してもらい、博物館を利用する際の問題点や改善点などについて、一緒に考えていきたいと思っています。保護者の方々のご意見やアンケート調査をもとに、ハード面やソフト面での整備を行ない、国立民族学博物館が知的障がいのある方々にとって利用しやすい博物館のモデルケースとなることを目指しています。
ワークショップの参加希望者は、まず、「みんぱくSama-Sama塾」の塾生として登録していただきます。後日、登録された方々に、予定しているワークショップの開催情報をお知らせいたします。今年度は7月から12月ごろまでの土日祝日に6回ほど予定しています(塾生の登録人数によって回数などを変更する可能性があります)。
ワークショップでは、前半は、世界の民族や文化についての講義を受けてもらい、講師の先生とともに展示場を見学してもらいます。後半は、アート制作をしたり、民族楽器を演奏したりする体験などを予定しています。
グローバル化が進む現代社会において、知的障がいのある方々も世界の文化や民族、そして多様な生き方や考え方を学ぶことは必要不可欠であると考えています。世界の文化を知ることによって、より楽しく豊かな生活を送っていただきたいとの思いから、本ワークショップを開催します。世界の文化に興味のある方、好奇心のある方、ぜひご応募ください。
信田敏宏(国立民族学博物館 教授)
応募について
本プログラムは知的障がいのあるみを対象としています。
ワークショップの参加希望者は、まず、「みんぱくSama-Sama塾」の塾生として登録していただきます。後日、登録された方々に、予定しているワークショップの開催情報をお知らせいたします。今年度は7月から12月ごろまでの土日祝日に6回ほど予定しています(塾生の登録人数によって回数などを変更する可能性があります)。
参加申込フォームにて必要事項をご記入のうえ、ご応募ください。
活動場所 | 国立民族学博物館 |
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受講期間 | 2018年9月~12月(予定) |
申 込 | 2018年8月31日(金)まで随時募集 |
申込方法 | 下記を参照に登録フォームからお申し込みください。 |
参 加 費 | 無料 |
対 象 | 中学生以上の知的障がいのある方(療育手帳を持っている方) ※ワークショップに参加する塾生には、必ず保護者もしくは介護者の方が付き添ってください。 塾生お一人での参加は不可です。 ※団体でご参加希望の場合は、ご相談ください。 |
第1回のみんぱくSama-Sama塾は、9月の中旬(土日祝の午後)を予定しています。
登録された塾生の方に、日時およびプログラムの詳細をお知らせしますので、改めて、出欠をご連絡ください。(受講期間:2018年9月~2018年12月予定)
みんぱくSama-Sama塾の内容
予定しているプログラムは、以下の通りです。(参加者の状況によって内容変更の可能性があります)
1.「世界の文化を学ぶ」講義(30分程度):各地域の文化に関する講義
2.展示場での観覧(40分程度):クイズラリーなど
3.アート制作、楽器演奏体験、民族衣装の試着など毎回色々なオプションを予定しています
※1、2のみの参加も可能です。
お問い合わせ先
国立民族学博物館 「みんぱくSama-Sama塾」担当
メール:sama-sama@idc.minpaku.ac.jp