世界の感触を取り戻せ! ――目の見えない者は、目に見えない物を知っている【オンライン(ライブ配信)のみ】
日時:
2021年11月23日 @ 10:30 – 12:00
Asia/Tokyo タイムゾーン
2021-11-23T10:30:00+09:00
2021-11-23T12:00:00+09:00
場所:
オンライン(ライブ配信)
『瞽女さんの唄が聞こえる』は、「最後の高田瞽女(ごぜ)」と称される杉本キクエ、およびその二人の弟子の日常を活写したドキュメンタリーである。本作は2009年、瞽女が日本社会から消滅した後にDVDの形で発売された。「瞽女さんの唄が聞こえない」今、あえてこのDVDをじっくり鑑賞する意義は何なのだろうか。特別展「ユニバーサル・ミュージアム ーーさわる!“触”の大博覧会」の趣旨である「触覚の復権」を意識しつつ、瞽女文化の普遍的な価値、新展開の可能性について考えたい。
開催日 | 2021年11月23日(火・祝) |
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時間 | 10:30~12:00 |
参加形式 | オンライン(ライブ配信)のみ ※ 会場ではご参加いただけませんのでご注意ください。 |
参加費 | 無料 |
定員 | 300名(要事前申込) |
主催 | 国立民族学博物館 |
新型コロナウイルス感染症の予防のため、開催方法等を変更または中止する場合があります。事前にホームページでご確認ください。
プログラム
10:30 – 10:40 | 司会者挨拶、趣旨説明(広瀬浩二郎) |
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10:40 – 11:10 | 映画「瞽女さんの唄が聞こえる」上映 |
11:10 – 11:40 | 対談「瞽女文化と現代」 斎藤弘美&広瀬浩二郎 |
11:40 – 12:00 | 瞽女を描いた絵画の触図化について |
上映作品「瞽女さんの唄が聞こえる」
三味線を奏で、語り物などを歌いながら、各地を門付けして歩く、盲目の女旅芸人・瞽女(ごぜ)。国の無形文化財保持者でもある最後の高田瞽女、故・杉本キクエさんの晩年の生活を活写した人間ドラマ。幼い時に失明したキクエは、瞽女の親方に弟子入りしさまざまな唄を習い覚える。第二次大戦後も各地を旅し、最後の高田瞽女として尊敬された。本ドキュメンタリ-は二人の弟子とともに平穏な晩年をすごすキクエのコメントを中心に、視覚に頼らない瞽女の生活の実像を紹介する貴重な映像記録である。
- 制作年: 2009年
- 制作国: 日本
- 主な撮影国: 日本
- 構成・演出: 伊東喜雄(オフィスITO)
- 制作: 助川俊二 伊東千里
- 監修: 市川信夫(高田瞽女の文化を保存・発信する会)
- 言語: 日本
- 上映時間: 30分
対談
斎藤弘美(ゆう・えんLLC代表、「瞽女ミュージアム高田」顧問)
大学で民俗学に魅せられ、大学院で近世村落史を学ぶ。民俗学研究のテーマは「ムラと民俗」。傍ら、FM東京を出発点に、首都圏のラジオ局等「音の世界」での仕事を続ける。「瞽女」が二つのキャリアをつなげるライフワークとなり、瞽女文化発信に務める。日本大学文理学部非常勤講師。
司会
広瀬浩二郎(国立民族学博物館准教授)
申込方法
- オンライン(ライブ配信)のみで開催いたします。会場ではご参加いただけません。
- 事前予約・定員制(先着順)での開催となります。
- 定員:300名
- 受付期間:10月13日(水)10:00~11月19日(金)17:00まで 定員になり次第受付終了。
- 新型コロナウイルスにより感染症拡大防止ため、イベントを変更・中止する場合がございます。あらかじめご了承ください。
イベント予約サイトからのお申込み
イベント予約サイト 10月13日(水)10:00~
お問い合わせ先
国立民族学博物館 企画課 博物館事業係
TEL:06-6878-8210(土日祝を除く9:00~17:00)
FAX:06-6878-8242