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第40回人文機構シンポジウム 「人類妄想進化論 ―文学はいかに地球社会を共創するのか?」

日時:
2023年03月25日 @ 13:00 – 16:00 Asia/Tokyo タイムゾーン
2023-03-25T13:00:00+09:00
2023-03-25T16:00:00+09:00
場所:
京都府立京都学・歴彩館及びオンライン
第40回人文機構シンポジウム「人類妄想進化論 ―文学はいかに地球社会を共創するのか?」

日時 2023年3月25日(土)13:00 – 16:00
会場 京都府立京都学・歴彩館(京都市左京区下鴨半木町1-29)及びオンライン
京都市営地下鉄【烏丸線】北山駅 [K03](1番、3番出口)南へ徒歩約4分
アクセスはこちら
主催 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
共催 京都府立京都学・歴彩館
参加 参加無料、手話通訳有、要事前申込
定員 会場参加 200 名(予定)
オンライン参加 300 名(予定)

お問い合わせ

第40回人文機構シンポジウム事務局(公益財団法人 千里文化財団)
TEL:06-6877-8893(平日9時~17時)
E-mail:sympo☆senri-f.or.jp(☆を@に変えてお送りください。)

趣旨

国立民族学博物館が所属する人間文化研究機構では、大学や多様な研究組織とも連携しながら、人間文化に係る最新の研究成果をテーマとした「人文機構シンポジウム」を毎年度開催しています。人文機構が持つ資料や研究成果を広く社会に公開・還元するとともに、人間文化に関心をもつ研究者との交流と相互理解を促進する場となっています。

第40回となる今回は、人間文化研究機構がこれまで推進してきたネットワーク型基幹研究プロジェクト(北東アジア地域研究・現代中東地域研究・南アジア地域研究)の成果を受けて、令和4(2022)年度から新たに展開している「グローバル地域研究プログラム」が持つ新しい地域研究の構想や問題意識を示すことを目的としています。

プログラム

13:00-13:05 ごあいさつ 木部暢子(人間文化研究機構長)
13:05-13:35 講演1 文学と地域研究 ―環境と心性を架橋する人と自然の新たな風土学を求めて
西尾哲夫(国立民族学博物館教授)
13:35-14:15 講演2 Not Just Fantasy ―単なる妄想ではない想像界の生きものたち
山中由里子(国立民族学博物館教授)
14:15-14:30 休憩
14:30-16:00 座談会「妄想が人類を進化させた?」
森見登美彦(作家)× 西尾哲夫 × 山中由里子
16:00 閉会

登壇者紹介

西尾 哲夫(にしお・てつお)

1958年、香川県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士(京都大学)。人間文化研究機構・国立民族学博物館教授、総合研究大学院大学教授。主な著書に『アラビアンナイト―文明のはざまに生まれた物語』(岩波新書、2007年)、『世界史の中のアラビアンナイト』(NHK 出版、2011年)、『ヴェニスの商人の異人論―人肉一ポンドと他者認識の民族学』(みすず書房、2013年)ほか。近著の『ガラン版千一夜物語』(岩波書店、2019~2020年、全六巻)は各紙の書評で、美しく読みやすい日本語訳として絶賛された。アラブ遊牧民の言語や文化に関する言語人類学的研究やアラビアンナイトをめぐる比較文明学的研究をしている。目下、『シンドバード航海記』の新訳を準備中。

山中 由里子(やまなか・ゆりこ)

1966年、神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程中退後、東京大学東洋文化研究所助手。学術博士(比較文学比較文化)。現在は人間文化研究機構・国立民族学博物館教授。著書『アレクサンドロス変相―古代から 中世イスラームへ』(名古屋大学出版会、2009年)が、日本学士院学術奨励賞(2011年)など受賞。編著に『<驚異>の文化史―中東とヨーロッパを中心に』(名古屋大学出版会、2015年)、『この世のキワ―〈自然〉の内と外』(山田仁史との共編、勉誠出版、2019 年)などがある。2019年秋に国立民族学博物館で開催された特別展「驚異と怪異―想像界の生きものたち」の実行委員長を務める。同展は福岡市博物館にて現在巡回中(5月14日まで)。

森見 登美彦(もりみ・とみひこ)

1979年、奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。作家。現在、国立民族学博物館特別客員教授を務める。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、小説家デビュー。2007年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞、2010年『ペンギン・ハイウェイ』で日本SF 大賞を受賞。『四畳半神話大系』『有頂天家族』『有頂天家族 二代目の帰朝』はTV アニメ化もされた。ほかに『四畳半王国見聞録』『聖なる怠け者の冒険』『夜行』がある。『熱帯』はアラビアンナイトにインスピレーションを得た実験的小説で、国立民族学博物館教員を主人公のモデルにした。本作品は直木賞候補作になるとともに高校生直木賞を受賞した。近刊に『シャーロック・ホームズの凱旋』。

申込方法

以下のリンク先の受付フォームにてお申し込みください。