【館外開催】みんぱく公開講演会「アジア・交錯する信仰と民族――共在のありかたを探る」

日 時 | 2025年10月31日(金) 18:30~20:40(開場17:30) |
---|---|
会 場 | 日経ホール 東京都千代田区大手町1-3-7日経ビル3F ※みんぱく館外での開催となります。ご注意ください。 |
主 催 | 国立民族学博物館、日本経済新聞社 |
定 員 | 600名(事前申込み制/先着順) |
参加費 | 無料 |
- 手話通訳あり
- インターネットでのライブ中継も実施いたします。(事前申込み制)
- 座席はすべて自由席です。
趣旨
グローバル化が急速に進展する現代社会では、ヒト・モノ・カネ・情報の越境が活発化する中、地域を越えた社会的、経済的な相互依存が高まり、多様な出自を持った人びとが出会い、交流するようになった。
しかしその一方で、外国人や移民などに対する排外主義が高まるなど、世界各地で軋轢や分断も深刻化してきた。こうした軋轢や分断を引き起こす要因として、民族や宗教の違いが挙げられることがある。ただし、宗教的な実践はエスニック・アイデンティティと結びついて排他的に働くこともあれば、時に民族を越えて他者を包摂していくこともある。
本講演会では、中国におけるイスラームと台湾における民間信仰という性質の異なる宗教に焦点を当て、東アジアにおいて宗教と民族がどのように地域横断的に関係してきたのか、そこで民族や宗教の異なる多様な人びとがいかに共にあることができるのかを考えてみたい。
プログラム
17:30 – 18:30 | 受付 | |
---|---|---|
18:30 – 18:35 | 開会挨拶 | 武類祥子(日本経済新聞社 大阪本社 編集局長) |
18:35 – 18:40 | 挨拶 | 関雄二(国立民族学博物館長) |
18:40 – 19:15 | 趣旨説明・講演 1 | 「民族と宗教のあわいを生きる 中国におけるムスリム・回族にみる共在のありかた」 奈良雅史(国立民族学博物館准教授) |
19:15 – 19:50 | 講演 2 | 「霊達とポスト・コロニアリズム 現代台湾で神になった日本人、亡霊になった日本人、そしてそれを取り巻く人々」 藤野陽平(慶應義塾大学 文学部 教授) |
19:50 – 20:00 | 休憩 | |
20:00 – 20:40 | コメント | 島村一平(国立民族学博物館教授) |
パネルディスカッション | 藤野陽平 × 島村一平 × 奈良雅史 |
講師紹介

奈良雅史(国立民族学博物館准教授) ※司会
専門は文化人類学。中国、台湾における中国ムスリムを対象に、宗教、エスニシティ、モビリティを主なテーマとした研究を行っている。著書に『現代中国の〈イスラーム運動〉―生きにくさを生きる回族の民族誌』(2016 年、風響社)、共編著に『モノとメディアの人類学』(2021 年、ナカニシヤ出版)など。

藤野陽平(慶應義塾大学 文学部 教授)
専門は文化人類学。近年は台湾の民間信仰における国家の追悼からこぼれた霊の扱いについて関心を寄せ、台湾の日本神を題材としてドキュメンタリー映画『軍服を着たカミサマ』(遠藤協氏との共作)も作成している。日本神を扱った近著に「台湾の日本神を訪ねる日本人と台湾社会―観光化がもたらす信仰実践の変容」東・福井・奈良編『脱観光化の人類学―かわりゆく観光と社会のゆくえ』(2025年、ミネルヴァ書房)などがある。
コメンテーター紹介

島村一平(国立民族学博物館教授)
専門は文化人類学・モンゴル研究。主な研究テーマはシャーマニズムとヒップホップ。著書に『増殖するシャーマン』(2011 年、春風社)、『ヒップホップ・モンゴリア』(2021年、青土社)『憑依と抵抗』(2022 年、晶文社)、編著に『辺境のラッパーたち』(2024 年、青土社)など。2023 年モンゴル国北極星勲章叙勲、2024年フランス高等研究実習院(EPHE)招聘教授。
地図
講演会場:日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7日経ビル3階)

交通機関
東京メトロ
- 千代田線「大手町駅」神田橋方面改札より徒歩約2分
- 丸ノ内線「大手町駅」サンケイ前交差点方面改札より徒歩約5分
- 半蔵門線「大手町駅」皇居方面改札より徒歩約5分
- 東西線「大手町駅」西改札より徒歩約9分/「竹橋駅」4番出口より徒歩約2分
都営地下鉄
- 三田線「大手町駅」大手町方面改札より徒歩約6分
申込み方法
会場参加
イベント予約サイトよりお申込み
9月19日(金)10:00より受付開始
Webライブ中継視聴
イベント予約サイトよりお申込み
9月19日(金)10:00より受付開始
お問い合わせ先
国立民族学博物館 研究協力課
TEL 06-6878-8209
メールアドレス minpakukoenkai★minpaku.ac.jp
※★印を@に変更して送信ください。