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国立民族学博物館コレクション 世界のかわいい衣装

日時:
2019年11月13日 – 2019年11月25日 終日 Asia/Tokyo タイムゾーン
2019-11-13T00:00:00+09:00
2019-11-26T00:00:00+09:00
会期 2019年11月13日(水)~25日(月)
場所 阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリー
時間 日~木曜日/10:00~20:00
金・土曜日/10:00~21:00
入場料(税込) 一般/600円、学生/400円【小学生以下無料】
※小学生以下のご入場は保護者の同伴が必要です。
※阪急阪神お得意様カード、各種ペルソナカード、エメラルドSTACIAカード、国立民族学博物館友の会会員証のご呈示で、ご本人様に限り入場料から100円割引
主催 阪急うめだ本店/国立民族学博物館/千里文化財団

概要

さまざまな気候や風土、社会や文化のなかで育まれてきた世界の衣装。その魅力は、鮮やかな色彩、地域独特の文様、形や着方の多様さにあります。またそこには織りや染め、刺繍、レースなどの多岐にわたる手仕事をみることができます。私たちの生活を彩ってきた衣装は、その土地に生きる人びとの知恵や創意工夫、技術によって伝えられ、現在まで受け継がれています。
本展では、国立民族学博物館が所蔵するコレクションのなかから、「かわいい」をキーワードに選んだ、1920年代から現在までの衣装約120点を紹介します。これらを身につける人びとの世界に思いを馳せることは、私たちの装いについても問い直す機会となるでしょう。

関連イベント

オープニングトークショー

本展プロジェクトリーダーである上羽陽子准教授とメディアでも活躍する料理研究家島本美由紀氏の異色のコラボトークショー。研究者と料理研究家の二人の見地から、世界の文化についてお話しします。

  • 会場:阪急うめだ本店 9階祝祭広場
  • 日時:11月13日(水)13:00~(約30分)
  • 講師:上羽陽子(国立民族学博物館准教授)、島本美由紀(料理研究家)
  • 参加方法:無料/申込不要

ギャラリートーク

プロジェクトメンバーが阪急うめだギャラリーに登場し、世界の衣装や文化・社会について展示をまじえながらお話しします。

  • 会場:阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリー会場内
  • 日程:11月16日(土)、19日(火)、20日(水)、22日(金)、24日(日)
  • 講師:上羽陽子(国立民族学博物館准教授)ほかプロジェクトメンバー
  • 参加方法:申込不要/要展示入場券

■第1回 11月16日(土)11:00~(約30分)「中国ミャオ族の晴れ着と普段着」講師:宮脇千絵(南山大学准教授)

【内容】
急激な経済発展を遂げる中国において、ミャオ族の装いはどのように移り変わっているのでしょうか。染織や刺繍はおこなっているのか、着古した服はどうなるのか、普段着には何を着ているのか、いまミャオ族のあいだではどのような服が流行しているのか?晴れ着と普段着の今昔から、ミャオ族の装いのいまをご紹介します。

■第2回 11月19日(火)14:00~(約30分)「ルーマニアのかわいい衣装」講師:新免光比呂(国立民族学博物館准教授)

【内容】
ルーマニアはチャウシュスク大統領とコマネチで知られた社会主義国家でした。社会主義体制下では「民族文化」を誇示する衣装や行事が重要視され、国家的にも利用されてきました。観光客は農村を訪れたり、都市で歓迎会などに出席したりすると、「かわいい民族衣装」の美男美女の出迎えを受けたものでした。そんな社会主義ルーマニアの人びとのくらしと民族衣装についてお話しします。

■第3回 11月20日(水)18:00~(約30分)「インド西部ラバーリーの装いから考える」講師:上羽陽子(国立民族学博物館准教授)

【内容】
インド西部グジャラート州カッチ地方にくらすラバーリーの人びとの衣装や装身具、入れ墨に焦点をあて、それらがラバーリ−社会でどのような役割や機能を持っているかについてお話しします。

■第4回 11月22日(金)11:00~(約30分)「ビーズからみたアフリカ」講師:池谷和信(国立民族学博物館教授)

【内容】
わたしたちは、いつどこでビーズを最初に身につけたのでしょうか。アフリカ大陸は、ビーズのふるさとの一つです。ここでは、アフリカにおいて象牙や毛皮、それに奴隷とも交換されたガラスビーズに焦点を当てます。人びとは、どうしてビーズにとりつかれたのでしょうか。ビーズを生産するヴェネチアやチェコなどから運ばれたビーズ。ビーズの素材や交易などをとおして、人類にとってのビーズの魅力にせまります。

■第5回 11月24日(日)14:00~(約30分)「極北の極寒に耐えるイヌイット――毛皮服の秘密」講師:岸上伸啓(人間文化研究機構理事、国立民族学博物館教授)

【内容】
カナダやグリーンランドの先住民イヌイットが極寒の極北地域で生きることができた理由のひとつは、アザラシや野生トナカイの毛皮で衣類を作り、利用してきたからです。彼らの伝統的な毛皮服の秘密を探るとともに、現代に至るまでの衣類やおしゃれの歴史的変化について紹介します。