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専攻の紹介(2023年3月以前)

地域文化学専攻

院生室の様子の写真

[写真]院生室の様子

地域文化学専攻は、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ及びオセアニア等諸地域に居住する諸民族の個別文化を研究対象としています。おのおのの文化のもつ特性や歴史性について考慮をはらいながら、民族誌学的方法論に基づいた文化の記述と構造の把握を主要な目的としています。本専攻においては、現地調査およびこれに基づく個別文化の記述的研究を積極的に推進する、高度な専門性を持った研究者の養成を行っています。

地域文化学専攻の教育方針

地域文化学専攻を置く国立民族学博物館は、世界の諸地域における多様な文化に関して図書資料や標本資料、映像音響資料等のさまざまな情報を集積している研究施設であり、国内外の多くの研究者の参画によって運営される大学共同利用機関です。こうした利点を活かして、質の高い研究に支えられた教育をおこないます。また、長期の現地調査や国際会議での成果公開や、組織的研究の運営等の研究活動に必要な能力開発をめざします。研究指導は指導教員を中心としつつ、学生ごとにその研究テーマに応じたアドバイザリーグループを構成して、専攻に属する教員全体で指導する体制をとっています。

比較文化学専攻

ゼミの様子の写真

[写真]ゼミの様子

比較文化学専攻では、比較社会、比較宗教、比較技術、比較言語、比較芸術という5つの研究分野に加え、新たに文化資源研究と名付けた分野を開設しました。諸民族文化の比較研究により、各々に通底する普遍的な法則の発見と理論的解明を目指します。従来の文化人類学的方法論に加えて、情報科学や隣接諸科学の成果を導入し、新しい研究方法の開発を積極的にすすめて高度な専門性を持った研究者を養成しています。

比較文化学専攻の教育方針

本専攻を置く国立民族学博物館は、国内外の大学や博物館等の諸研究機関とともに大規模な調査研究を推進するために設立された大学共同利用機関です。その一方で、展示や講演会、一般社会人を対象としたゼミナール等の活動を通じて広く社会と連携している「開かれた博物館」としての機能も有しています。世界各地の諸民族に関する生活のさまざまな場面で必要とされる標本資料の他にも、映像音響記録資料・文献図書資料等を膨大に蓄積している利点を活かし、理論と実践とに結びついた研究に支えられた教育をおこなって、学術論文や学会発表はもとより、研究成果の社会還元に不可欠な情報発信能力を練磨します。学生個々の研究テーマに応じたアドバイザリー=グループを構成し、切磋琢磨する環境の中で、指導教員を中心に、専攻に所属する教員全体が指導にあたっています。

両専攻の歩み

昭和63年10月 総合研究大学院大学開学【全学】
平成元年4月 文化科学研究科(地域文化学専攻・比較文化学専攻)設置、
学生受入、
授業開始
平成7年2月 葉山キャンパス本部共通棟が竣工、
この年から入学式を同キャンパスにて総研大全体で挙行【全学】
平成11年4月 先導科学研究科学生受入(地域文化学・比較文化学両専攻併任教官の一部、先導科学研究科の併任に)【全学】
平成12年10月 「オープンキャンパス」開催(年1回)
平成13年4月 地域文化学・比較文化学両専攻の同窓生ネットワーク発足
平成17年4月 関西4大学との学生交流に関する協定を締結、
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、
大阪大学大学院人間科学研究科、
神戸大学大学院総合人間科学研究科(平成19年度より国際文化学研究科および人間発達学研究科に改組)、
および京都文教大学大学院文化人類学研究科との単位互換授業の開講開始

両専攻概要

概要表紙

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