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東アジア展示<日本の文化>

北海道から沖縄県まで、南北に細長い日本列島は、多様な自然に恵まれています。こうした環境のなかで、隣接する諸文化と影響しあいながら、さまざまな地域文化を展開してきました。また、近年では多くの外国人が私たちの隣人として生活をともにしています。ここでは、「祭りと芸能」、「日々のくらし」、「沖縄のくらし」、「多みんぞくニホン」という4つの角度から、日本文化の様相を展示しています。

展示セクション

●祭りと芸能 ●日々のくらし ●沖縄のくらし ●多みんぞくニホン

主な展示品紹介

平田一式飾 牛若丸と弁慶

  • 標本番号:H0269570
  • 地域:島根県 出雲市
  • 2012年収集
平田一式飾 牛若丸と弁慶

島根県出雲市平田町で毎年7月20・21日に行われる平田天満宮の祭りでは、各町内ごとに一式飾が作られ、それぞれの飾り宿に飾って奉納される。一式飾は、地元に因んだ話題や時事的な話題を題材に選んで、陶磁器・洗濯用具・文房具など同じ種類の道具のみを用いて作られる。

八朔大造り物 仁王像

  • 標本番号:H0269513
  • 地域:熊本県 山都町
  • 2012年収集
八朔大造り物 仁王像

熊本県山都町で毎年9月第1土・日曜日に行われる矢部の八朔祭では、町内の連合組などによって大造り物が作られ、八朔囃子や俄の一団と共に町内を練り歩く。大造り物は、時事的な話題に因んだ題材を選んで、杉の葉や松笠やススキなど野山に自生する自然物のみを用いて作られる。

つくりもんまつり野菜一式飾 蘭陵王

  • 標本番号:H0269569
  • 地域:富山県 高岡市
  • 2012年収集
つくりもんまつり野菜一式飾 蘭陵王

富山県高岡市福岡町で毎年9月22・23日に町内各所に祀られた地蔵を祭るつくりもんまつりでは、町内や企業などのさまざまなグループによってつくりもんが作られる。つくりもんは地元に因んだ話題や時事的な話題を題材に野菜や乾物などを用いて作られる一式飾である。

メンドン

  • 標本番号:H0270238
  • 地域:鹿児島県 三島村
  • 2012年収集
メンドン

鹿児島県三島村の硫黄島で旧暦8月1・2日におこなわれる八朔太鼓踊りでは、メンドンが登場する。メンドンは踊りの途中であらわれて、踊り手の邪魔をしたり、女性に襲いかかったり、見物人をシバで叩いたりするが、この日メンドンは「天下御免」で、とがめられるどころか疫祓いになると出現が待ち望まれている。

看板(薬屋)

  • 標本番号:H0213160
  • 地域:日本
  • 1998年収集
看板(薬屋)

商いの内容や屋号を表示して、人の関心を引くよう工夫された看板は、彫刻や漆工、金や銀の箔押しなどの工芸技術もふんだんに用いられ、華やかな様相を示す。金棒をもった鬼の腹に「はらいたのくすり」と書かれたこの看板も、じつに愛嬌のあるものとなっている。

大漁祝着

  • 標本番号:H0032014
  • 地域:日本
  • 1978年収集
大漁祝着

大漁祝着は、大漁だった年の漁期あけに、網主や船主から漁師に配られる祝儀の着物で、帯を締めずに着物の上から直接羽織る揃いの長着物である。紺地や浅葱色の地に、大漁の文字や波の模様、鯛や鶴、亀などのおめでたい縁起物をあしらった華やかな装飾が施され、活気あふれる漁業の様子を思い起こさせる。

クマ用罠

  • 標本番号:H0274749
  • 製作者:川岸諭
  • 地域:富山県 滑川市
  • 2012年収集
クマ用罠

ドラム缶を利用して作られたクマ用の罠。ドラム缶内部にはちみつをいれた容器をいれておき、それをクマが引っ張ると檻の扉が落ちるような仕組みである。クマは好奇心が旺盛で、罠をもてあそび、ドラム缶に入る前に扉が落ちてしまうこともよくある。狩猟者はそれをふせぐために、罠の仕掛けに工夫をこらす。

こけし

  • 標本番号:H0026244
  • 地域:日本
  • 1950年代収集
  • 木地山系
木地山系
  • 標本番号:H0013317
  • 地域:福島県
  • 1918年収集
  • 土湯系
土湯系
  • 標本番号:H0026286
  • 地域:日本
  • 1975年収集
  • 弥冶郎系
弥冶郎系
  • 標本番号:H0219236
  • 地域:日本
  • 1977年収集
  • 作並系
作並系
  • 標本番号:H0026199
  • 地域:青森県 黒石市
  • 1950年代収集
  • 津軽系
津軽系

東北地方の温泉場の湯治客にお土産として人気のこけし。轆轤(ろくろ)で引いてつくられるこけしは、東北地方各地の温泉場の木地師が製作し、次第に産地化していった。木地師発祥の伝説をもつ滋賀県東近江市蛭谷の筒井神社には、江戸時代から明治時代の全国の木地師の名前を記載した「氏子狩帳」が263年間分の記録として残されている。このなかには、東北地方のこけしの産地に居住していた木地師の名前も記されている。

喰籠(じきろう)(沈金牡丹唐草)

  • 標本番号:H0275295
  • 地域:沖縄県 那覇市
  • 2013年収集
喰籠(じきろう)(沈金牡丹唐草)

沖縄は「工芸王国」といわれるほど多彩な工芸文化が息づいている。螺鈿(らでん)、堆錦(ついきん)、沈金(ちんきん)等の技法が施された琉球漆器をはじめ、壺屋(つぼや)を中心に発達した琉球陶器、首里織(しゅりおり)や紅型(びんがた)等の染織品など、各地に伝統的な工芸品がみられる。

サバニ

  • 地域:沖縄県 石垣市
  • 1990年収集
  •  

  • 石垣市立八重山博物館蔵
サバニ

サバニは、沖縄の漁業や交通を担う船として活躍した。沖縄の漁民として名高い糸満漁民は、明治時代に入り水中眼鏡の発明やそれに伴う潜水漁、また追込網漁業(アギヤー)の導入し、大きく発展した。さらに鰹漁の興隆により、遠洋の地に漁場をもとめ、北は房総沖や福井沖、南は東南アジアまで漁業を営んだ。

掘りヘラ

  • 標本番号:H0017664
  •  

  • 地域:沖縄県 竹富町
  • 1935年収集
掘りヘラ

沖縄では、限られた耕作地を上手に利用し、田畑を作る。そして、硬い土質や鉄の不足などの理由から、掘りヘラのような小型の農具が発達した。

エイサーの衣装

  • 標本番号:H0275019ほか
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  • 地域:沖縄県 北谷町
  • 2013年収集
エイサーの衣装

エイサーは、村落内で行われる祖先供養のための伝統的な演舞から、「全島エイサー祭り」にみられるような競演を目的とした芸能へと転化したかたちで、若者に受け継がれている。復帰後は、商業的な芸能集団が登場し、さらなる展開をみせている。

パキスタン女性の民族衣装

  • 標本番号:H0274494 – H0274499
  • 地域:東京都
  •  

  • 民族:在日パキスタン人
  • 2013年収集
パキスタン女性の民族衣装

東京在住のパキスタン女性の民族衣装。長い上着(あるいはシャツ)とズボンにストールが加わる。 装身具として腕輪、ネックレス、イヤリングのほか、額飾りが用いられている。装飾性が高いところから、普段着ではなく、おしゃれ着に属するものである。

砧(きぬた)

  • 標本番号:H0274505
  • 地域:大阪府 大阪市
  •  

  • 民族:在日コリアン
  • 1960年代まで使用
砧(きぬた)

布のしわをたたいて伸ばす道具。石の台にたたんだ布をたたく場合と棒に巻いた布をたたく場合があった。在日コリアンのあいだでは1960年代まで用いられた。

キリスト教の聖母祭壇

  • 標本番号:H0275032 – H0275042
  • 地域:東京都 新宿区
  •  

  • 民族:在日インド人
  • 2013年収集
キリスト教の聖母祭壇

遠く離れてはいても、故郷を想う気持ちはいつも変わらない。そのような移民の心のよりどころが、祖先から受け継いできた信仰であり、インドのキリスト教徒の場合は、自宅・職場に聖母マリア像を祀る。

貼り絵

  • 標本番号:H0274970
  • 地域:千葉県 市川市
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  • 集団:ムスリム
  • 2013年収集
貼り絵

国境を越えて移動する家族や国際結婚が増加し、複数の文化・言語に触れて育つ子どもが増えている。この貼り絵は行徳モスクでムスリム(イスラム教徒)の子どもが作ったものである。「アッラー」と書かれている。