言語展示

人びとの交流では、さまざまな情報が常に何らかの方法でやりとりされています。とくに音声や手腕の動作などを媒体とすることばは、高度に発達した伝達手段で、感情から科学的な知識までさまざまな、多くの情報を空間や世代を超えて伝えることができます。文化の多様性を反映する存在であると同時に、人間のもつ認知能力や創造性などを映す窓ともなっていることばは、人類の持つかけがえのない資産です。この展示では、「言語を構成する要素」、「言語の多様性」、「世界の文字」といったテーマから、ことばを改めて見つめてみます。

展示セクション

●言葉を構成する要素 ●言語の多様性 ●世界の文字

主な展示品紹介

夢の碑(複製)

  • 標本番号:H0037550
  • 地域:ギーザ(エジプト)
  • 前1400年ごろ
夢の碑(複製)

ギーザの大スフィンクスの足元に立てられている花崗岩の碑の複製。内容は、トトメス4世に夢でスフィンクスが「自分を掘り出してくれたら王にしてやる」と告げ、実行して王位に就いたという経緯を古代エジプト語で記している。

ロゼッタストーン(複製)

  • 標本番号:H0037549
  • 地域:ロゼッタ(エジプト)
  • 前196年
ロゼッタストーン(複製)

1799年にロゼッタで発見された、多言語テキストの刻まれた石の複製。古代エジプト語と古典ギリシア語とで同じ内容の文章が書かれている。この石の発見が、エジプトのヒエログリフの読解のカギとなった。

居庸関内壁の碑文(複製)

  • 標本番号:H0009539
  • 地域:北京市(中華人民共和国)
  • 1343年
居庸関内壁の碑文(複製)

万里の長城の一角に作られた要塞「居庸関」の中央にある、仏教遺跡の内壁の碑文の複製。漢字、ランツァ文字、チベット文字、パクパ文字、ウイグル文字、西夏文字の6種の文字が併記されていて、西夏文字の読解に繫がった。

星の王子さま

星の王子さま

『聖書』など宗教関連の出版物以外で、最も多く翻訳されている著作物の一つが、サン=テグジュペリの『星の王子さま』(原題 “Le Petit Prince”)です。言語展示ではいろいろな『星の王子さま』を読んだり聞いたりできます。

ももたろう装置

ももたろう装置

日本で話されている日本語や、日本手話ですが、地域ごとに様々な違いがあります。2つあるももたろう装置では、それぞれ日本語、日本手話の、日本各地の語りを視聴することができます。

ことばスタンプ

ことばスタンプ

ふだん話している日本語ですが、その音声を分解していくと、実はひらがな1文字よりもさらに小さい音が組み合わさっています。その組み合わせを少しずつ変えて、いろいろな音声、いろいろな言葉を作っているのを、遊びながら確かめてみましょう。