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植物や動物とともに

サトイモが栽培される多湿な畑ではカエルが害虫を駆除しています 京都府

研究者 Peter J. MATTHEWS ピーター マシウス
研究分野 アジア、太平洋地域の民族植物学、先史学
研究地域
(調査地)
アジア、太平洋、地中海地域

私の研究

母国アオテアロア/ニュージーランドで、太平洋に臨み生まれ育ちました。そして、どのようにして人々が大海を渡ってきたのかという物語に興味を持つようになりました。大学で、植物学、人類学、考古学を学んだのち、人々とともに旅をしてきた植物を通して、この物語を紐解くことができると考えました。幸いなことに、私はサトイモ(英語名: taro、学名Colocasia esculenta)の歴史を知るために、多くの国々の研究者や学生と一緒に研究を続けてきました。植物、そしてそれを知り、利用する人々は、私たち人間がどのように世界を構築してきたかを考えるうえでのインスピレーションの源となっています。これからも、植物や動物と(互いに)積極的に長期的に共存していくためにはどうすればいいのでしょうか。

自生する野生種のサトイモ(C. esculenta)と釣り人
タイ

サトイモをつかった伝統的な一品、マシウスとグエン博士と小タイ族の人々
ベトナム、ソンラ県

野生種のサトイモ(C. yunnanensis)とグエン博士
ベトナム

一緒に研究している人:ヴァン・ズー・グエン博士 
ベトナム科学技術アカデミー(VAST)生態学生物資源研究所 民族植物学研究部 上級研究員

私はベトナムで様々な研究者の仕事を手伝ってきました。私はサトイモ科の専門家なので、マシウス博士は私の仕事をよく理解してくれています。私たちは一緒に調査・研究をすることをとても楽しんでおり、植物を見たり、人々に会ったりするために多くの場所を訪れています。 (日本語訳)

Message from Dr Nguyen V. D. (Institute for Ecology and Biological Resources, Hanoi): I have helped many different researchers in their work in Vietnam, but I am a specialist for Araceae, so Dr Matthews understands my work very well. We really enjoy working together, and have travelled to many places to see plants and meet people.