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世界の考古学 1 アンデスの考古学 新版

館外での出版物

2021年12月10日刊行

関雄二(著)

同成社
【各個研究成果】

出版物情報

  • 出版社:同成社 出版社ホームページはこちら
  • 定価:3,520円(税込)
  • ISBN:9784886218773
  • 判型:4-6
  • 頁数:366頁
  • 各個研究「古代アンデスにおける権力生成過程の研究」成果

主題・内容

南米の古代アンデス文明の出現から崩壊にいたる4000年以上にわたる歴史を扱った概説書。1997年の初版後、2010年に改訂版を出し、今回は10年ぶりになる。10年間の新たな研究成果を付け加え、内容を充実させている。

おすすめのポイント、読者へのメッセージ

日本において古代アンデス文明の全時代を扱った概説書は本書が唯一である。、平易な文章でまとめられており、一般読者から、アンデス考古学を目指す学生まで、幅広い読者層を想定している。

目次

第1章 自然環境と文化領域、そして編年
(南米の文化領域の設定/アンデスの自然環境とその利用/編年体系の複雑さ)

第2章 最初のアメリカ人
(最初のアメリカ人の探求/南米最古の狩猟民と魚尾形尖頭器/パレオ・インディアンの生業像)

第3章 農耕と牧畜の発生
(後氷期の自然環境と人類の適応/文明の形成)

第4章 祭祀建造物の巨大化
(土器の登場/祭祀建造物の巨大化/チャビン現象とその衰退/神殿の崩壊)

第5章 多様な地方文化の時代
(モチェ王国の勃興/砂漠に開花したナスカ文化)

第6章 ティワナクとワリ
(高原の都市ティワナク/ワリの戦略)

第7章 王国の衝突
(祭祀と交易の国家シカン/近づく帝国の足音)

第8章 アンデス最大の帝国―インカ
(インカの王朝と神話的世界/インカの地方支配と経済システム)