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図説―世界の水中遺跡:水底に眠る時の証人を求めて

館外での出版物

2022年2月25日刊行

木村淳・小野林太郎(編著)

グラフィック社

出版物情報

主題・内容

本書は日本の重要な水中遺跡を含む、世界の主な水中遺跡を豊富なフルカラーの写真とイラストにより解説・紹介するものである。時代的にも古代から第二次世界大戦期まで、地域的にも地中海、アジア、アメリカ大陸まで広くカバーした。

おすすめのポイント、読者へのメッセージ

ここまで多くの重要遺跡を網羅し、フルカラーで紹介した本は従来になく、水中考古学関連の本としては国内外においても画期的な本である。また各遺跡とその調査の最新成果が反映されており、学術書としても読みごたえのある本となった。値段も手ごろなので、ぜひ手に取ってもらいたい一書である。

目次

第1章 古代地中海

主な紹介遺跡
ウルブルン沈没船
死者の船と神殿柱の船遺跡
アンティキセラ島の海底遺跡やバイア海底遺跡など

第2章 先史~有史の水没遺跡

主な紹介遺跡
琵琶湖粟津湖底遺跡、
ユカタン半島水中洞窟、
ポートロイヤル(パイレーツオブカリビアンの元になった水底の街)など

第3章  海上シルクロードとアジア海上商業時代の水中遺跡

主な紹介遺跡
九州・鷹島海底遺跡
沖縄・海上交易関連の海底遺跡、
タイ・バンカチャイ沈没船など

第4章  大航海の歴史と失われた帆船

主な紹介遺跡
メアリーローズ号博物館、
サン・ディエゴ号、
開陽丸、
沖縄の西欧沈没船遺構群 など

第5章  近代海戦と水中文化遺産

主な紹介遺跡
USSエモンズと日本軍特攻機
パラオで沈んだ日本戦、
ドイツのUボート
マルタ島沖のボウファイター  など

その他、コラム11編を含む