図説―世界の水中遺跡:水底に眠る時の証人を求めて
館外での出版物

2022年2月25日刊行
木村淳・小野林太郎(編著)
グラフィック社
出版物情報
- 出版社:グラフィック社 出版社ホームページはこちら
- 定価:2,750円(税込)
- ISBN:978-4-7661-3531-2
- 判型:B5版
- 頁数:総240頁
主題・内容
本書は日本の重要な水中遺跡を含む、世界の主な水中遺跡を豊富なフルカラーの写真とイラストにより解説・紹介するものである。時代的にも古代から第二次世界大戦期まで、地域的にも地中海、アジア、アメリカ大陸まで広くカバーした。
おすすめのポイント、読者へのメッセージ
ここまで多くの重要遺跡を網羅し、フルカラーで紹介した本は従来になく、水中考古学関連の本としては国内外においても画期的な本である。また各遺跡とその調査の最新成果が反映されており、学術書としても読みごたえのある本となった。値段も手ごろなので、ぜひ手に取ってもらいたい一書である。
目次
第1章 古代地中海
主な紹介遺跡
ウルブルン沈没船
死者の船と神殿柱の船遺跡
アンティキセラ島の海底遺跡やバイア海底遺跡など
第2章 先史~有史の水没遺跡
主な紹介遺跡
琵琶湖粟津湖底遺跡、
ユカタン半島水中洞窟、
ポートロイヤル(パイレーツオブカリビアンの元になった水底の街)など
第3章 海上シルクロードとアジア海上商業時代の水中遺跡
主な紹介遺跡
九州・鷹島海底遺跡
沖縄・海上交易関連の海底遺跡、
タイ・バンカチャイ沈没船など
第4章 大航海の歴史と失われた帆船
主な紹介遺跡
メアリーローズ号博物館、
サン・ディエゴ号、
開陽丸、
沖縄の西欧沈没船遺構群 など
第5章 近代海戦と水中文化遺産
主な紹介遺跡
USSエモンズと日本軍特攻機
パラオで沈んだ日本戦、
ドイツのUボート
マルタ島沖のボウファイター など
その他、コラム11編を含む