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知のスイッチ ―「障害」からはじまるリベラルアーツ

館外での出版物

2019年2月21日刊行

嶺重慎、広瀬浩二郎、村田淳(編)

岩波書店
【共同研究成果】

出版物情報

主題・内容

社会の多数派が「あたりまえ」と思うことでも、うまくできなかったり、まったくできなかったりする人がいる。「あたりまえ」ができないとき、人は立ち止まる。本書は、「障害」をキーワードに、学問と社会の「あたりまえ」を問い直す試みである。

目次

はじめに(嶺重慎)

序章 学問は普遍的だろうか(嶺重慎)

Ⅰ 今までとは違う問いから始める

われわれはよき宇宙人になれるだろうか(磯部洋明)
弱いロボットとテクノロジーの受容(塩瀬隆之)
障害学とは何か(杉野昭博)
障害者は障害を持つ人か(岩隈美穂)
障害者におけるスポーツの現状と課題(江川達郎+林達也)
多様な学生と大学(村田淳)

Ⅱ 学問×障害=?

リベラルアーツと合理的配慮というチャレンジ(川添信介)
障害と経済(松井彰彦)
ケアの倫理から考える「障害者の倫理」(安井絢子)
「周縁」から眺める日本語(後藤睦)

Ⅲ 当事者とは誰か?

ユニバーサル・ミュージアムの“理”を求めて(広瀬浩二郎)
ひとりのサバイブ(木下知威)
当事者研究からはじめる「知」の歩き方(熊谷晋一郎)
デザインで世界は変えられるのか?(ライラ・カセム)

おわりに(広瀬浩二郎)