見晴らしのよい時間
館外での出版物

主題・内容
イメージは生きている。私の内側の感覚や記憶と溶融し、様々なかたちで世界にあらわれ出ていく。それはまた、あなたのまなざしや息吹を受け、新たに芽生え、時空を超え、自らの生命をはてしなく拡張させていく。
おすすめのポイント、読者へのメッセージ
本書は主に、パンデミック期間に著者が文芸誌や新聞等で発表してきた作品を中心に構成されています。詩、小説、随筆、対話等、さまざまな語り口を通して、<イメージの生命>に迫ります。画家の平松麻さんがドローイングによって本書のお話に息を吹き込んでくれました。
目次
地軸の揺らぎ
見晴らしのよい時間
獣がかじるのは
君の歩行
川に沿って
イメージの源流
線の戯れ
どんぼらの淵
白い闇
ムジェレ
さくら荘のチュルンチュル
楽園
神話の息吹
虹の蛇
乳房からしたたる涙
影の飛翔
宴
歌へ
ちょんだらーに捧ぐバラッド
打てばよい
歌へ〔三つの書評より〕
私は歌
イメージの生命
アビシニア高原、一九三六年のあなたへ
〔対談・イメージの生命〕アビシニア高原、一九三六年のあなたへ-イタリア軍古写真との遭遇 川瀬慈×港千尋
むすびにかえて
初出一覧