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工藤さくら 儀礼はなぜ必要?

Suresh Vajracharya撮影

研究者 工藤さくら KUDO Sakura
研究分野 宗教人類学、南アジア地域研究
研究地域
(調査地)
ネパール(カトマンズほか)

私の研究

私はネパールのネワールという人びとの儀礼文化を研究しています。一生のうちの儀礼には、子どもの出産や命名、お食い初めに始まり、成長すると女性は初潮や神婚、男性は一時出家を経て、結婚し、老年式を行い、死を迎えると葬送儀礼、そして祖霊祭を行います。コミュニティの祭りにおいても儀礼の要素は欠かすことができません。簡素化や別の形への代替がありながらも、儀礼はなぜ行われ、無くならないのか?そのような関心から、社会や人びとの価値観の変化に直面する儀礼のいまを研究し、ひとが心豊かに生きる知恵について考えています。

神様に捧げられた食べ物
2022年9月

初潮儀礼で既婚女性がつけるシンドゥールを受けとる女の子 2015年12月

調査地のみなさんとコロナ後の再会
2022年8月

現地社会からのメッセージ:ドゥルガ・マハラジャン(調査地の兄嫁)

私とさくらが出会ってから丸15年が経ちます。初めてダサイン祭のプジャ(儀礼)を見に我が家に来たときのことを昨日のように思い出します。彼女は、とてもフレンドリーで外国人であることを感じさせず、どんなことにも友好的でした。私たちの言葉を理解し話すことや、食べ物についても辛いもの酸っぱいもの何でも美味しく食べ、また、家が大きいとか小さいとかそういうことで人を見るのではなく、どんな場所であっても楽しんでくれます。今では、末っ子の姉妹のように感じます。血縁がすべてではないということを感じさせてくれます。
ドゥルガ・マハラジャン(調査地の兄嫁) (日本語訳)

It’s been 15 years completely since Sakura and I first met. I remember as if it were yesterday when she first came to our home to see the puja ceremony at the Dasain festival. She was incredibly friendly and never made us feel like she was a foreigner. She was open to everything. She spoke and understood our language, enjoyed spicy and sour foods, and never judged people based on whether their house was big or small. She could find joy anywhere. Now, she feels like my youngest sister. She reminds me that blood isn’t everything.
Durga Maharjan