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民族植物学入門

館外での出版物

書名 民族植物学入門
著者名 山本紀夫(編著)
出版社 京都大学学術出版会
発行年月日 2025年12月25日
判型・体裁 菊判上製
頁数 452頁
ISBN 978-4-8140-0623-6
定価 7,920円(税込)

主題・内容

標高約4000mの高地で栄えたアンデス文明。それを支えた人々は何を食べ、どのように生活を築いたのか? 60回を超える調査による知見をもとに、ジャガイモを中心とする多様な植物利用とその加工技術、民族誌的証拠を分析する。

おすすめのポイント、読者へのメッセージ

自然と共生する人類の知恵を紐解き、農耕文化と文明形成の普遍性と独自性を浮かび上がらせる決定版。

目次

巻頭口絵
まえがき

序 章 山岳文明への問い
――問題の所在と研究方法――[山本紀夫]
Column 民族植物学のすすめ [山本紀夫]

第Ⅰ部 民族植物学からみたアンデス世界
第1章 世界最長の大山脈
――その多様な自然環境――[山本紀夫]
第2章 知られざるアンデスの家畜と栽培植物 [山本紀夫]
第3章 先スペイン期の土器の図像にみるアンデスの食糧源 [山本紀夫]
第4章 ジャガイモの誕生
――雑草から生まれた栽培植物――[山本紀夫]
第5章 インカ以前のアンデス高地の農耕文化 [山本紀夫]
第6章 インカ帝国の農耕文化 [山本紀夫]
第7章 毒ぬきから食糧貯蔵へ
――中央アンデス高地の食品加工技術―― [山本紀夫]
第8章 中央アンデス根栽農耕文化論 [山本紀夫]
第9章 アンデス高地に生きる
――インカの末裔たちはいま――[山本紀夫]
第10章 何がアンデスで多種多様な作物を生んだのか
――ワカ信仰をめぐって―― [山本紀夫]

第Ⅱ部 民族植物学からみたヒマラヤ世界
第11章 はじめてのヒマラヤ
――高所比較研究の盲点を知る―― [山本紀夫]
第12章 ヌンブール峰の麓にて
――共同調査の試み―― [山本紀夫]
第13章 ネパール・ヒマラヤの多様な植生
――亜熱帯林から高山草地まで―― [山本紀夫・土屋和三]
Column 花婿はグエの木の実
――カトマンズの街角にて―― [山本紀夫]
第14章 作物と家畜と森林と
――シェルパ族の生業―― [山本紀夫・本江昭夫・藤倉雄司]
第15章 エベレストの山麓で有毒イモを食べる
――半栽培植物の利用―― [山本紀夫・土屋和三]
第16章 シェルパ社会の食卓革命 [藤倉雄司・山本紀夫]
Column 人間は何から酒をつくったのか [山本紀夫]

総括 民族植物学から高地文明の生態史観へ
――アンデスからヒマラヤへ,そしてチベットへ――[山本紀夫・稲村哲也]

あとがき
謝辞
文献
索引