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民族誌と統計解析の手法による博物館職員の働きがいと職業意欲の解明(2020-2024)

科学研究費助成事業による研究プロジェクト|基盤研究(C)

代表者 太田心平

目的・内容

博物館学では、収集や展示の主体(研究職員や外部協力者)と客体(来館者や地域社会)という枠組みに止まらず、多様な活動と行為者、その相互関係も考慮しうるような、研究の進展が求められてきた。だが、研究職員以外の職員がどんな希望や不満をもって博物館の活動に参与しているのかは、いまだ未開拓の学問的課題だといえる。博物館は比較的小規模の事業体で、研究職員以外の職員の働きも、意欲次第で、収集、研究、展示、教育などの内容や質に直接的、間接的な影響を与えるものなのにである。
本研究では、これまでに構築した調査や分析の方法、国際ネットワークを活用し、質的研究と量的研究の両面から、サンプルとなる日米韓の博物館の職員の職業意欲や働きがいの違いを明らかにする。また、企業、教育機関、NPOなどに関する既存の研究と結果を比較することで、労働現場としての博物館の組織行動モデルを抽出し、そのエンハンシングに寄与する。

活動内容

KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)
「民族誌と統計解析の手法による博物館職員の働きがいと職業意欲の解明」(課題番号20K01129)
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20K01129