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現代アンデスにおける寄進と宗教性に関する研究―奉納品と教会記録の分析を中心に(2020-2024)

科学研究費助成事業による研究プロジェクト|若手研究

代表者 八木百合子

目的・内容

本研究は、現代のアンデス地域でみられる宗教実践の一つとして、寄進に注目し、モノを介して立ち現れる人びとの宗教性の問題について検討をおこなうものである。具体的には、近年、数多くの奉納品が集まるペルー南部クスコ市の教会に納められた奉納品と個々の寄進者に関する調査・分析をつうじて、当該地域における寄進の動向と人びとの信仰の様態について明らかにしていく。その際、民族的・歴史的にさまざまな背景をなす個々の主体の営為に目を向けることで、従来の形式化された認識枠組み(白人/混血/先住民、キリスト教/土着宗教)を相対化し、当該社会の人びとの多元的な宗教性の諸相の解明を試みる

活動内容

KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)
「現代アンデスにおける寄進と宗教性に関する研究―奉納品と教会記録の分析を中心に」(課題番号20K13294)
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20K13294