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聴覚障害学生のセルフ・アドボカシー向上のための日本手話習得支援に関する研究(2024-2026)

科学研究費助成事業による研究プロジェクト|基盤研究(C)

冨田(甲斐)更紗

目的・内容

研究の概要

高等教育における聴覚障害学生支援の一環として,軽度・中等度難聴も含めた聴覚障害学生の日本手話習得と,日本手話通訳利用を含める使用言語に対する支援ニーズを明確にできるセルフ・アドボカシースキル(以下,SAS)向上を図るため,1)聴覚障害学生の日本手話習得が容易ではない背景,2)日本手話習得による使用言語に関連した支援ニーズの明確化とその要請依頼能力との関連,3)SASを向上させるための日本手話を効率よく習得する方法,に焦点をあてて質的・量的研究を進める。そして,聴覚障害学生の日本手話習得とSASの向上を図り,学術的理解を深められる日本手話通訳が利用できるための具体的かつ実行可能な方策を見出す。

研究の目的

本研究は,高等教育機関における聴覚障害学生支援の一環として,軽度・中等度難聴学生も含めた聴覚障害学生を対象とし,日本手話習得と,日本手話通訳利用を含める使用言語に対する支援ニーズを明確にできるためのセルフ・アドボカシースキル(以下,SAS)向上を図るための量的・質的研究を行う。またその成果を日本手話習得及び日本手話通訳利用の環境整備につなげる。そのために,1)聴覚障害学生の日本手話習得が容易ではない背景は何か,2)日本手話習得による使用言語に関連した支援ニーズの明確化とその要請依頼能力との関連, 3)SASを向上させるための日本手話を効率よく習得する方法とは何か,の三点に焦点をあてて研究をすすめる。それらにより,聴覚障害学生の日本手話習得とSASの向上を図り,学術的理解を深められる日本手話通訳が利用できるための具体的かつ実行可能な方策を見出すことを目的とする。

活動内容

KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)
「聴覚障害学生のセルフ・アドボカシー向上のための日本手話習得支援に関する研究」(課題番号24K06163)
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-24K06163