西洋で収集・展示された近代日本・アジアのキリスト教美術に関する調査研究(2024-2025)
科学研究費助成事業による研究プロジェクト|研究活動スタート支援
古沢ゆりあ
目的・内容
研究の概要
1920年代から60年代にかけて、宣教師チェルソ・コスタンティーニの提唱のもと、日本を含むアジア各地の美術家たちが自国の様式によるキリスト教美術を制作し、それらは現地だけでなくヨーロッパやアメリカでも収集・展示・出版された。本研究は、これら「宣教美術」の作品群の制作と受容の過程を解き明かし、当時のグローバルな文脈における文化表象とその在り方に光をあてるものである。宣教美術を近代カトリックにおけるひとつの芸術運動ととらえ、その影響下で日本やアジアの美術家がどのような作品を創出し、現地と西洋で誰にどのように受容されたかを明らかにするため、当時の作品の現在の所在を探索し、その来歴と現状を検証する。
研究の目的
1920年代から60年代にかけて、日本を含むアジア各地の美術家たちが自国の様式によるキリスト教美術を制作した。それらは、現地だけでなくヨーロッパやアメリカでも収集・展示・出版された。こうした宗教美術は、宣教師コスタンティーニの提唱により、アジアやアフリカの宣教地における「現地の様式による宣教美術」(宣教美術)として奨励され、現地の人の姿をしたキリストやマリアの絵画や彫刻、伝統工芸による教会美術などが各地で制作された。
本研究は、これらの作品群の制作と受容の過程を解き明かし、当時のグローバルな文脈における文化表象とその在り方に光をあてるものである。本研究は、宣教美術を近代カトリックにおけるひとつの芸術運動ととらえ、その影響下で日本やアジアの美術家がどのような作品を創出し、現地と西洋で誰にどのように受容されたかを明らかにするため、当時の作品の現在の所在を探索し、その来歴と現状を検証する。
活動内容
KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)
「西洋で収集・展示された近代日本・アジアのキリスト教美術に関する調査研究」(課題番号24K22457)
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-24K22457/