マダガスカルにおける救荒食の調理技術とその起源の解明(2025-2028)
科学研究費助成事業による研究プロジェクト|基盤研究(C)
市野進一郎
目的・内容
研究の概要
本研究の目的は、マダガスカルにおける救荒食の知識と調理技術の起源を明らかにすることである。人類は野生植物を食物として利用するために、植物がもつ毒を解毒したり、食べにくさを緩和したりする調理技術を発展させてきた。本研究では、そうした技術が救荒食にかかわる技術として残っていると想定し、(1)アフリカ大陸起源と考えられるタマリンド、(2)アジア起源と考えられるサトイモ科植物、(3)マダガスカル固有植物、という3種類の植物の救荒食としての利用方法について調査し、その結果をアジアやアフリカ大陸の救荒食と比較する。
研究の目的
本研究の目的は、マダガスカルにおける救荒食の知識と調理技術の起源を明らかにすることである。人類は野生植物を食物として利用するために、植物がもつ毒を解毒したり、食べにくさを緩和したりする調理技術を発展させてきた。そうした技術は、手間と時間がかかることから、作物の栽培化がすすむにつれ、衰退してきたと思われる。本研究では、そうした技術が救荒食にかかわる技術として残っていると想定し、(1)アフリカ大陸起源と考えられるタマリンド、(2)アジア起源と考えられるサトイモ科植物、(3)マダガスカル固有植物、という3種類の植物の救荒食としての利用方法について調査する。その結果をアジアやアフリカ大陸の救荒食と比較することで、野生植物の利用に関する技術がどこから持ち込まれ、固有植物の宝庫であるマダガスカルにおいて、どのように転用されてきたかを明らかにする。
活動内容
KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)
「マダガスカルにおける救荒食の調理技術とその起源の解明」(課題番号25K15623)
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-25K15623/