メソアメリカ古典期社会の衰退期を生きた民衆の技術・交易・戦争(2023-2025)
科学研究費助成事業による研究プロジェクト|国際共同研究加速基金(国際共同研究強化A)
市川彰
★2025年4月1日転入
目的・内容
研究の概要
本国際共同研究では、メキシコ南部オアハカ州において太平洋岸最大規模のリオ・ビエホ遺跡の民衆の住居址から出土した遺物を対象として、具体的には、1)土器の技術変化、2)土器と黒曜石の交易網の変化、3)石器から見た戦争、について考古学と理化学分析の日・米・メキシコの専門家が団結して探求し、新大陸人類史のターニングポイントとともされる古代メソアメリカ文明の衰退の実態を多角的に検討し、人類のより良い未来の構築のために取り組む。
研究の目的
本国際共同研究の目的は、古代メソアメリカ文明史において気候変動を主要因としておこったとされる「古典期社会の衰退」の多様な実像の解明に資するために、民衆の技術、交易、戦争について、出土遺物の考古学と理化学分析を合わせた総合的なアプローチによって解明することである。本国際共同研究では、メキシコ南部オアハカ州において太平洋岸最大規模のリオ・ビエホ遺跡の民衆の住居址から出土した遺物を対象として、具体的には、1)土器の技術変化、2)土器と黒曜石の交易網の変化、3)石器から見た戦争、について考古学と理化学分析の日・米・メキシコの専門家が団結して探求する。古代文明の衰退要因を多角的に検討し、人類のより良い未来の構築のために取り組む。基課題と本国際共同研究は、新大陸の古代文明史上、最重要地域であるオアハカ地域で日本人が主導する新しい研究であり、国際的ネットワークの強化が期待できる。
活動内容
KAKEN:科学研究費助成事業データベース(国立情報学研究所)
「メソアメリカ古典期社会の衰退期を生きた民衆の技術・交易・戦争」(課題番号22KK0190)
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-22KK0190/