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伊藤敦規 准教授がデジタルアーカイブ学会第3回研究大会において「座長の推すベスト発表(優秀学会発表賞)」を受賞

受賞年度 2020年度
受賞者 伊藤敦規

伊藤敦規 准教授がデジタルアーカイブ学会第3回研究大会において
「座長の推すベスト発表(優秀学会発表賞)」を受賞

2021年1月13日掲載

この度、本館学術資源研究開発センター准教授 伊藤敦規の口頭発表「民族誌資料のデジタルアーカイブ化にかかる諸問題」が、座長の推すベスト発表(デジタルアーカイブ学会、優秀学会発表賞)を受賞しました。

受賞理由
東京国立博物館にも、現在ならば民族誌資料となる資料がけっこうあるが、収集地など来歴に関する情報が少なく、取り扱いがむずかしい。そのことは強く感じていただけに文化人類学の総本山たる国立民族学博物館でも資料の来歴情報が乏しい、という話を聞いて、みんぱくよお前もか、であった。結局のところ過去における学問的な方法論の不十分さが情報記述に表れたということなのだろう。しかし、そこで知恵を広く世界に求めるところは、さすがみんぱく、である。「もの」を作った人々との「再会」にデジタルアーカイブが一つの役割を果たし、再会を通じて新しく情報が共有されてゆく、というのは望ましい流れであろう。困難は多いことと思うが、定着することを期待したい。(田良島哲、『デジタルアーカイブ学会誌』3巻3号:289ページにて2019年6月24日公表)