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金丸雄一(KANEMARU Yuichi)

在学生の研究内容

金丸雄一(KANEMARU Yuichi)

専攻

地域文化学専攻

指導教員

主任指導教員:池谷和信/副指導教員:野林厚志

研究題目

日本列島における海士・海女の民族誌的研究

研究キーワード

アマ漁・採集・資源利用・環境変動

研究の概要

博士課程での研究題目は、「日本列島における海士・海女の民族誌的研究」である。本研究の目的は、日本列島のアマ(海士・海女)の資源利用とその変化を明らかにすることである。調査地区としては、志摩半島を中心にして、比較対象として日本列島のアマ漁民集落も視野に入れていく。

アマは、地先の海の資源(磯根資源)を活用し、自然環境や社会環境の変動に対してどのように対応してきたのであろうか。この問いを解明するために、現在の資源利用(漁場利用と資源管理)と過去40年間における環境変動へのアマの適応を把握することから、アマ集落の生業の持続とその変化を明らかにする。

特に、日本列島の暖流域の一部沿岸域では、近年、環境変異が甚だしく、海中の藻場の喪失いわゆる磯焼けが深刻である。海水温が冬季にも下がりきらぬ影響は、魚類等の活性が収まらず、浅場の藻類が食い尽くされるという惨状を招いている。沿岸海域での海藻資源の枯渇は、そこを棲家とする定着性資源(磯根資源)である底生動物の減少にそのまま繋がる。このような海洋環境の変異に影響を受けるのが沿岸漁業者であり、なかでもアマ漁を営む者はとりわけ振り回され、その資源利用にも直接的に関わる。

本研究は、今まさに起きている、現代のアマにおける生活様式の組み立て直しの動態を考える試みにつながるであろう。

研究成果レポート