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フォーラム型人類文化アーカイブズプロジェクト・フォーラム型情報ミュージアムプロジェクト データベース一覧

フォーラム型人類文化アーカイブスプロジェクトデータベース

データベース名 概要
アンデスの祭りとコンパルサ このアーカイブズには、国立民族学博物館が所蔵する資料のうち、アンデス地域の民俗芸能と関わる仮面・衣装・楽器の資料およそ320点を掲載しています。とくにペルー南部のクスコ県やプーノ県の宗教行事に登場するコンパルサ(comparsa)と呼ばれる仮装行列や民俗舞踊で用いられる資料を中心に扱っています。祭りやコンパルサの種類ごとに関連するアイテムを紐づけているほか、ビデオクリップの欄にはそれぞれのパフォーマンスの様子を映した短い動画も掲載しています。日本語・英語・スペイン語の3言語による閲覧・検索が可能です。
稲作調査団タイ写真データベース 国立民族学博物館が所蔵する、第一次東南アジア稲作民族文化綜合調査(1957-1958年)で撮影されたタイの写真資料約800枚についてのデータベースです。
奄美大島の踊りと歌と祭り 奄美大島の各地には、アラセツやシバサシや豊年祭などのさまざまな祭りや年中行事が伝わり、そこではさまざまな芸能が演じられてきました。集落の老若男女がチヂン(太鼓)をたたき、歌を掛け合って踊る八月踊りは全島でみられます。南部で盛んな豊年祭では昔から伝わる踊りや歌、流行の踊りなど、新旧さまざまな芸能が演じられます。このデータベースでは、そうした島内各地の芸能や祭りの様相を、民博が取材した映像を通して紹介します。

フォーラム型情報ミュージアムプロジェクトデータベース

データベース名 概要
アフリカの物質文化 このデータベースには、国立民族学博物館が所蔵するサハラ以南アフリカ地域の標本資料約20,000点が収録されています。これらは1974年から2011年の時期に資料登録され、地域分類コード(OWC)がFで始まるか(FA-FZ)、Mで始まります(MN=エリトリア、MO=ソマリランド、MP=エチオピア、MQ=アラブスーダン、MS=サハラスーダン)。地域分類コードは、イエール大学に本部を置くHRAFプロジェクト(Human Relations Area Files)が定義したものです。
ネパールのサーランギ音楽 藤井知昭国立民族学博物館名誉教授が率いた「東西音楽交流学術調査隊」が1980年代に現地で録音した、ガンダルバの人びとによる弦楽器サーランギの演奏と歌の音源を演奏者および曲別(59演奏者159曲)に整理したデータベースです。これ以外に、2016年以降の追跡調査の過程で、撮影してきた演奏映像など(約25演奏者約70曲)も含めていきます。
焼畑の世界 – 佐々木高明のまなざし このデータベースは、佐々木高明氏(本館元館長)がフィールドワークで撮影した写真資料のうち、日本各地の焼畑に関する記録写真を地域別に収録しています。
特に、1960年ごろに熊本県五木(いつき)村で撮影された写真は、地元の人びとへの聞き取りに基づき、焼畑地の選択方法や焼畑の技術、土地利用、焼畑で作られる栽培植物の種類などを詳説しています。これらの写真と解説を通して、日本の焼畑がどのような環境のもとおこなわれてきたのか、その特徴を紹介することで、人間と自然との共生のありかたについて考えることを試みます。
朝枝利男コレクション 朝枝利男は、アメリカの小説家ゼーン・グレイや慈善家テンプルトン・クロッカーの旅行や探検隊に加わることで、1930年代の太平洋諸島社会をはばひろく訪問した探検家です。このデータベースは、国立民族学博物館の映像音響資料として収蔵されている朝枝利男コレクションを基に作成しています。主として朝枝が撮影した写真と彼のメモが、自由検索のほかに、地域と探検の分類から検索できます。地域分類では朝枝利男が訪問した国や地域にあわせて、探検では朝枝利男が参加した探検の名称に応じて分類しています。本データベースが、朝枝利男の業績を世界に伝えるだけでなく、ゼーン・グレイの旅の様子、テンプルトン・クロッカー探検隊の姿、そして1930年代の太平洋諸の先住民や彼らの伝統文化、さらには、彼らと日本とのかかわりを知るきっかけになれば幸いです。
「中国地域の文化」展示 「中国地域の文化」展示場に展示されている全ての資料の情報を収録したデータベースです(2022年時点)。本データベースは日本語、英語、中国語(簡体字および繁体字)で利用可能です。また、一部の展示資料には、それを製作・使用した人びとの姿や背景を伝えるために現地写真などを加えています。
東南アジア・オセアニア―海辺のくらしと物質文化 データベース 本データベースは、国立民族学博物館が収蔵している約3000点にのぼる東南アジアとオセアニアで収集された海辺や水辺といった水域環境の暮らしに関連する標本資料の基本情報とその関連情報(写真・映像・文献資料など)をデータベース化したものです。
これらはフォーラム型情報ミュージアムプロジェクト「海域アジアにおける人類の海洋適応と物質文化―東南アジア資料を中心に」(研究代表:小野林太郎)の成果です。
民博所蔵ミクロネシア資料データベース このデータベースは、国立民族学博物館が所蔵するミクロネシア関連資料に関して、フォーラム型情報ミュージアムプロジェクト「ミクロネシア文化資料のフォーラム型データベースの構築 ― 20世紀前半収集資料を中心として(2019-2020年度)」によって現地調査や文献調査を実施し、そこで得た新しい情報を付加し、日英両言語で提供するものです。
民博が所蔵するミクロネシア標本資料を対象に、文献資料調査と標本資料が収集された現地でのフィールド調査に基づき、個々の標本資料に関する基本情報の拡充を図りました。特に20世紀前半に収集され、後に民博が受け入れた資料に関しては、同時期に受け入れた関連データや民族学研究アーカイブズ資料、図書文献等と照合し、各標本資料の収集の背景を可能な限り明らかにしました。ソースコミュニティにおける歴史や地域文化の継承や教育の現状を踏まえて、そのメンバーや地元の博物館や学校等と協議し、このデータベースの利活用を検討していきたいと思います。
セネガル河上流域の民族文化の映像データベース このデータベースは、セネガル河上流域における諸民族文化についての映像資料をもとに編集されています。2017年に開催された民族文化週間の映像そのものを閲覧し、文字情報による説明を得ることができます。
データベースの内容は、アクセスする人びとから提供される情報に基づいて、随時更新されます。間違っている情報を修正したり、新しい情報を追加したい場合は、コメント機能を使用して情報を送信してください。
このデータベースは完成版ではありません。むしろ閲覧者によって成長してゆく基盤として公開しています。
中央・北アジア物質文化資料データベース このデータベースは、国立民族学博物館が収蔵している中央・北アジアの物質文化に関連する標本資料の基本情報を提供するものです。対象となる地域を、「中央アジア」、「モンゴル」、「シベリア・極北」の3地域に分け、それぞれデータベース化しています。
本データベースでは、フリーワード検索や資料名・項目別による検索だけでなく、「パノラマムービーから検索」する機能や、「民家模型(タシケントの民家)」の青焼き図面、『月刊みんぱく』の記事など、資料に関連するマルチメディアの情報にもアクセスできるような仕組みをもっています。
ラテンアメリカ地域文化資料データベース
このデータベースは、国立民族学博物館が所蔵しているラテンアメリカ関連の資料のうち、本館アメリカ展示場内に現在展示されている資料とアンデス地域の民族学関係の資料をデータベース化したものです。資料名のほかに、国・地域名、民族名、制作家名とその家系の構成員名から3言語(日本語・英語・スペイン語)での資料検索がおこなえます。
みんぱくカレイドスコープ
フォーラム型情報ミュージアム標本資料統合データベース
みんぱくカレイドスコープ「フォーラム型情報ミュージアム標本資料統合データベース」は、フォーラム型情報ミュージアムのプロジェクトが構築し公開している標本資料のデータベースをまとめて検索できる統合検索サイトです。共通索引による横断検索や連想検索のほか、標本資料目録情報など、他の関係データベースの情報をあわせて閲覧することもできます。
ソースコミュニティと博物館資料との「再会」 ※IDおよびパスワードは当分の間関係者にのみ配布しています。
アメリカ先住民ホピの人々による資料一点一点の解説(もの語り)映像をご覧いただけます。
津波の記憶を刻む文化遺産 -寺社・石碑データベース- 日本の沿岸部に遺されている、地震や津波災害の記憶を伝える寺社や石碑などの文化遺産は、私たちに過去の災害の存在を教えてくれます。このデータベースでは、東日本大震災の経験から、日本列島に住むすべての人びとに、津波災害の記憶を自身の問題として受けとめてもらえるよう、全国各地に残された寺社や石碑、銘板などの情報を地図とデータベースで確認できるようにしました。また、このデータベースでは、新たな情報を追記できる仕組みをもっています。沿岸部の地域の皆様をはじめ、関心を寄せていただいた皆様とともに新たな情報を追加し、成長させていきたいと考えています。このデータベースが、日本列島全体をカバーする、津波災害にかかわる文化遺産の情報の集積庫として、将来の災害の備えとなることを願っています。
時代玩具コレクションデータベース 本データベースは、2013年3月に国立民族学博物館に寄贈された大阪府指定有形民俗文化財「玩具及び関連世相資料」、通称「時代玩具コレクション」のデータベースである。時代玩具コレクションは、1975(昭和50)年頃から、収集家である多田敏捷(ただ としかつ)氏が北海道から鹿児島県種子島まで古物市や旧家を訪ねて集めた玩具資料であり、江戸時代から明治、大正、昭和、平成初期の時代にわたる全国屈指の玩具コレクションである。
中東地域民衆文化資料データベース 本データベースは、国立民族学博物館が所蔵している中東・西アジア関連資料のうち、片倉もとこ本館名誉教授が収集したアラビア半島遊牧社会資料、ジェイ・グラック氏が収集した近現代イラン民衆工芸品資料、標交紀(しめぎゆきとし)氏が収集したコーヒー関連資料をデータベース化したものです。
北米北方先住民関連文化資源データベース 本データベースは、国立民族学博物館が収蔵している約3000点にのぼるアラスカ(アメリカ)とカナダ、グリーンランドの先住民に関連する標本資料の基本情報をデータベース化したものです。
日本の文化展示関連情報データベース 日本の文化展示関連情報データベースは、国立民族学博物館本館展示場の「日本の文化」で展示している資料に関連するデータベースです。
このデータベースでは、資料分類と展示場分類から資料検索がおこなえます。
ジョージ・ブラウン・コレクション このデータベースは、宣教師であり神学博士でもあるジョージ・ブラウンが、19世紀後半から20世紀初頭にかけての南太平洋諸島において、メソジスト教会の伝道のかたわらに収集した民族誌コレクションである。国立民族学博物館は、1985年と1986年にニューキャッスル大学からこのコレクションを購入した。
台湾および周辺島嶼の物質文化 プロジェクトで調査、研究を進めてきた台湾関連資料について、日本語、中国語、英語の3言語で閲覧、検索等が可能なデータベースを公開する。生活用具、衣服、工芸品が主な内容であり、検索用語はフリーワードを基本としつつ、原住民族名、資料名の索引も備えており、原住民族研究にたずさわる研究者だけでなく、一般市民やソースコミュニティの人たちの使用にも配慮している。また、スマホやタブレットでの閲覧、検索に適した画面構成を意識したデザインをとり、将来的にさらに発展すると考えられる携帯端末での利用普及もねらいとしている。
徳之島の唄と踊り ※IDおよびパスワードは当分の間関係者にのみ配布しています。
このデータベースは、徳之島に伝えられる民俗芸能の映像記録を蓄積し、伝承や研究に役立てることを目的としている。撮影は、徳之島町、伊仙町、天城町の関係者ならびに各集落の方々の協力を得て、2010年から2016年にかけておこなわれた。地図上で集落を選択すると各集落で演じられた芸能を視聴できるほか、徳之島の環境や歴史を知る手掛かりとなる風景や集落誌を見ることができる。
日本民族学協会附属民族学博物館(保谷民博)人物/資料データベース 大阪の国立民族学博物館(みんぱく)には、1975年に国文学研究資料館史料館(文部省史料館)から受けいれた約2万1000点の標本資料があります。このコレクションは、戦後初の大蔵大臣や国際電電(現 KDDI)社長などを務めた渋沢敬三らが1910年代に集めはじめ、渋沢が主宰するアチックミューゼアムや日本民族学会(のちの日本民族学協会、現 日本文化人類学会)などの団体の手に渡るなかで成長していったものです。コレクションが最終的なかたちになった日本民族学協会の時代、その附属博物館は保谷市(現 西東京市)にあったので、われわれはこのコレクションを「保谷民博」コレクションと呼んでいます。