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フォーラム型情報ミュージアムプロジェクト(2022年3月以前のプロジェクト)

人類は、世界各地でさまざまな道具や儀礼具、建造物、歌や踊り、口承伝承などを創り出してきた。ところが、1980年代以降のグローバル化の急激な進展によりそれらの多くは消滅の危機に陥っている。このため、人類の文化遺産としての民族文化の継承と創造の問題についてグローバルな視点から取り組む必要がある。
国立民族学博物館は、開館以来40年にわたり世界の民族文化を研究し、多様な民族資料とそれらに関する情報を集積してきた。有形・無形の資料やそれらに関する情報を「人類の文化資源」として同時代の人々と共有し、かつ後世に伝えることが喫緊の課題であると考える。
本プロジェクトでは、国内外の研究機関や大学、博物館および現地社会と連携しながら本館および連携機関が所蔵する多様な文化資源について国際共同研究を推進し、その成果を個々の文化資源に関する基礎情報に加味して記録化するとともに、フォーラム型情報ミュージアム(多言語によるフォーラム機能をもつマルチメディア対応のデジタル・アーカイブズ)から発信する。
本プロジェクトは、(1)特定の文化資源に関する国際共同研究の実施とその成果のコンテンツ化・多言語化および(2)フォーラム型情報ミュージアムのシステム構築とその運用からなる。
本プロジェクトを推進することによって、国内外の機関間連携による収蔵資料の世界規模での共有化・共同利用化を実現でき、研究・教育や文化伝承・創造、情報収集のために研究者のみならず、文化伝承者や一般市民までもが利用できるようにしたい。

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開発型プロジェクト(4年以内)

強化型プロジェクト(2年以内)

データベース名 概要
朝枝利男コレクションデータベース
朝枝利男は、アメリカの小説家ゼーン・グレイや慈善家テンプルトン・クロッカーの旅行や探検隊に加わることで、1930年代の太平洋諸島社会をはばひろく訪問した探検家です。このデータベースは、国立民族学博物館の映像音響資料として収蔵されている朝枝利男コレクションを基に作成しています。主として朝枝が撮影した写真と彼のメモが、自由検索のほかに、地域と探検の分類から検索できます。地域分類では朝枝利男が訪問した国や地域にあわせて、探検では朝枝利男が参加した探検の名称に応じて分類しています。本データベースが、朝枝利男の業績を世界に伝えるだけでなく、ゼーン・グレイの旅の様子、テンプルトン・クロッカー探検隊の姿、そして1930年代の太平洋諸の先住民や彼らの伝統文化、さらには、彼らと日本とのかかわりを知るきっかけになれば幸いです。
「中国地域の文化」展示データベース
「中国地域の文化」展示場に展示されている全ての資料の情報を収録したデータベースです(2022年時点)。本データベースは日本語、英語、中国語(簡体字および繁体字)で利用可能です。また、一部の展示資料には、それを製作・使用した人びとの姿や背景を伝えるために現地写真などを加えています。
東南アジア・オセアニア―海辺のくらしと物質文化 データベース
本データベースは、国立民族学博物館が収蔵している約3000点にのぼる東南アジアとオセアニアで収集された海辺や水辺といった水域環境の暮らしに関連する標本資料の基本情報とその関連情報(写真・映像・文献資料など)をデータベース化したものです。
これらはフォーラム型情報ミュージアムプロジェクト「海域アジアにおける人類の海洋適応と物質文化―東南アジア資料を中心に」(研究代表:小野林太郎)の成果です。
民博所蔵ミクロネシア資料データベース
このデータベースは、国立民族学博物館が所蔵するミクロネシア関連資料に関して、フォーラム型情報ミュージアムプロジェクト「ミクロネシア文化資料のフォーラム型データベースの構築 ― 20世紀前半収集資料を中心として(2019-2020年度)」によって現地調査や文献調査を実施し、そこで得た新しい情報を付加し、日英両言語で提供するものです。
民博が所蔵するミクロネシア標本資料を対象に、文献資料調査と標本資料が収集された現地でのフィールド調査に基づき、個々の標本資料に関する基本情報の拡充を図りました。特に20世紀前半に収集され、後に民博が受け入れた資料に関しては、同時期に受け入れた関連データや民族学研究アーカイブズ資料、図書文献等と照合し、各標本資料の収集の背景を可能な限り明らかにしました。ソースコミュニティにおける歴史や地域文化の継承や教育の現状を踏まえて、そのメンバーや地元の博物館や学校等と協議し、このデータベースの利活用を検討していきたいと思います。
セネガル河上流域の民族文化の映像データベース
このデータベースは、セネガル河上流域における諸民族文化についての映像資料をもとに編集されています。2017年に開催された民族文化週間の映像そのものを閲覧し、文字情報による説明を得ることができます。
データベースの内容は、アクセスする人びとから提供される情報に基づいて、随時更新されます。間違っている情報を修正したり、新しい情報を追加したい場合は、コメント機能を使用して情報を送信してください。
このデータベースは完成版ではありません。むしろ閲覧者によって成長してゆく基盤として公開しています。
中央・北アジア物質文化資料データベース
このデータベースは、国立民族学博物館が収蔵している中央・北アジアの物質文化に関連する標本資料の基本情報を提供するものです。対象となる地域を、「中央アジア」、「モンゴル」、「シベリア・極北」の3地域に分け、それぞれデータベース化しています。
本データベースでは、フリーワード検索や資料名・項目別による検索だけでなく、「パノラマムービーから検索」する機能や、「民家模型(タシケントの民家)」の青焼き図面、『月刊みんぱく』の記事など、資料に関連するマルチメディアの情報にもアクセスできるような仕組みをもっています。
ラテンアメリカ地域文化資料データベース
このデータベースは、国立民族学博物館が所蔵しているラテンアメリカ関連の資料のうち、本館アメリカ展示場内に現在展示されている資料とアンデス地域の民族学関係の資料をデータベース化したものです。資料名のほかに、国・地域名、民族名、制作家名とその家系の構成員名から3言語(日本語・英語・スペイン語)での資料検索がおこなえます。
みんぱくカレイドスコープ
フォーラム型情報ミュージアム標本資料統合データベース
みんぱくカレイドスコープ「フォーラム型情報ミュージアム標本資料統合データベース」は、フォーラム型情報ミュージアムのプロジェクトが構築し公開している標本資料のデータベースをまとめて検索できる統合検索サイトです。共通索引による横断検索や連想検索のほか、標本資料目録情報など、他の関係データベースの情報をあわせて閲覧することもできます。
ソースコミュニティと博物館資料との「再会」
※IDおよびパスワードは当分の間関係者にのみ配布しています。
アメリカ先住民ホピの人々による資料一点一点の解説(もの語り)映像をご覧いただけます。
津波の記憶を刻む文化遺産 -寺社・石碑データベース-
日本の沿岸部に遺されている、地震や津波災害の記憶を伝える寺社や石碑などの文化遺産は、私たちに過去の災害の存在を教えてくれます。このデータベースでは、東日本大震災の経験から、日本列島に住むすべての人びとに、津波災害の記憶を自身の問題として受けとめてもらえるよう、全国各地に残された寺社や石碑、銘板などの情報を地図とデータベースで確認できるようにしました。また、このデータベースでは、新たな情報を追記できる仕組みをもっています。沿岸部の地域の皆様をはじめ、関心を寄せていただいた皆様とともに新たな情報を追加し、成長させていきたいと考えています。このデータベースが、日本列島全体をカバーする、津波災害にかかわる文化遺産の情報の集積庫として、将来の災害の備えとなることを願っています。
時代玩具コレクションデータベース 本データベースは、2013年3月に国立民族学博物館に寄贈された大阪府指定有形民俗文化財「玩具及び関連世相資料」、通称「時代玩具コレクション」のデータベースである。時代玩具コレクションは、1975(昭和50)年頃から、収集家である多田敏捷(ただ としかつ)氏が北海道から鹿児島県種子島まで古物市や旧家を訪ねて集めた玩具資料であり、江戸時代から明治、大正、昭和、平成初期の時代にわたる全国屈指の玩具コレクションである。
中東地域民衆文化資料データベース 本データベースは、国立民族学博物館が所蔵している中東・西アジア関連資料のうち、片倉もとこ本館名誉教授が収集したアラビア半島遊牧社会資料、ジェイ・グラック氏が収集した近現代イラン民衆工芸品資料、標交紀(しめぎゆきとし)氏が収集したコーヒー関連資料をデータベース化したものです。
北米北方先住民関連文化資源データベース 本データベースは、国立民族学博物館が収蔵している約3000点にのぼるアラスカ(アメリカ)とカナダ、グリーンランドの先住民に関連する標本資料の基本情報をデータベース化したものです。
日本の文化展示関連情報データベース 日本の文化展示関連情報データベースは、国立民族学博物館本館展示場の「日本の文化」で展示している資料に関連するデータベースです。
このデータベースでは、資料分類と展示場分類から資料検索がおこなえます。
ジョージ・ブラウン・コレクション このデータベースは、宣教師であり神学博士でもあるジョージ・ブラウンが、19世紀後半から20世紀初頭にかけての南太平洋諸島において、メソジスト教会の伝道のかたわらに収集した民族誌コレクションである。国立民族学博物館は、1985年と1986年にニューキャッスル大学からこのコレクションを購入した。
台湾および周辺島嶼の物質文化 プロジェクトで調査、研究を進めてきた台湾関連資料について、日本語、中国語、英語の3言語で閲覧、検索等が可能なデータベースを公開する。生活用具、衣服、工芸品が主な内容であり、検索用語はフリーワードを基本としつつ、原住民族名、資料名の索引も備えており、原住民族研究にたずさわる研究者だけでなく、一般市民やソースコミュニティの人たちの使用にも配慮している。また、スマホやタブレットでの閲覧、検索に適した画面構成を意識したデザインをとり、将来的にさらに発展すると考えられる携帯端末での利用普及もねらいとしている。
徳之島の唄と踊り ※IDおよびパスワードは当分の間関係者にのみ配布しています。
このデータベースは、徳之島に伝えられる民俗芸能の映像記録を蓄積し、伝承や研究に役立てることを目的としている。撮影は、徳之島町、伊仙町、天城町の関係者ならびに各集落の方々の協力を得て、2010年から2016年にかけておこなわれた。地図上で集落を選択すると各集落で演じられた芸能を視聴できるほか、徳之島の環境や歴史を知る手掛かりとなる風景や集落誌を見ることができる。
日本民族学協会附属民族学博物館(保谷民博)人物/資料データベース 大阪の国立民族学博物館(みんぱく)には、1975年に国文学研究資料館史料館(文部省史料館)から受けいれた約2万1000点の標本資料があります。このコレクションは、戦後初の大蔵大臣や国際電電(現 KDDI)社長などを務めた渋沢敬三らが1910年代に集めはじめ、渋沢が主宰するアチックミューゼアムや日本民族学会(のちの日本民族学協会、現 日本文化人類学会)などの団体の手に渡るなかで成長していったものです。コレクションが最終的なかたちになった日本民族学協会の時代、その附属博物館は保谷市(現 西東京市)にあったので、われわれはこのコレクションを「保谷民博」コレクションと呼んでいます。

フォーラム型情報ミュージアム資料集

財団法人日本民族学協会附属民族学博物館(保谷民博)関係人名の研究 飯田卓 編 表紙
天理大学附属天理参考館収蔵24点の「ホピ製」資料熟覧
ソースコミュニティと博物館資料との「再会」2
伊藤敦規 編 表紙
国立民族学博物館収蔵186点の「ホピ製」資料熟覧
ソースコミュニティと博物館資料との「再会」3
伊藤敦規 編 表紙
北アリゾナ博物館収蔵446点の「ホピ製」銀細工および関連資料熟覧
ソースコミュニティと博物館資料との「再会」4
伊藤敦規、キャシー・ドーハーティ、ケレイ・ハイズ=ギルピン 編 表紙
Collections Review on 38 Silverworks Labeled “Hopi” in the Denver Museum of Nature & Science
Reconnecting Source Communities with Museum Collections 5
Edited by Atsunori Ito, Candice Lomahaftewa, and Chip Colwell 表紙
Collections Reviews on 17 Silverworks Labeled “Hopi” in the History Colorado Center, a Silverwork in the Portland Art Museum, and a Silverwork Labeled “Hopi” in National Museums Scotland: Reconnecting Source Communities with Museum Collections 6, 7, 8 (National Museum of Ethnology Info-Forum Museum Resources 6) Edited by Atsunori Ito, Candice Lomahaftewa, Ramson Lomatewama, Kelley Hays-Gilpin, and Henrietta Lidchi 表紙
Collections Review on 97 Items Labeled “Hopi” in the Little World Museum of Man: Reconnecting Source Communities with Museum Collections 9 (National Museum of Ethnology Info-Forum Museum Resources 7) Edited by Atsunori Ito, Candice Lomahaftewa, Merle Namoki, Kelley Hays-Gilpin, and Takao Miyazato 表紙