願いと揺らぎ(ねがいとゆらぎ)
本作品は、宮城県南三陸町の漁村・波伝谷を舞台に、復興のきっかけとなるよう地元の青年たちの発意で再開を決めた春祈祷という祭礼をめぐって、地域の人の力だけで道具を整え再開したいと願う青年たちと、地域住民への負担を課さずに支援を受け入れて再開を目指す壮年層との齟齬を描きながら、地域が再編していくなかでの住民の葛藤を映し出したものです。災害からの復興の過程で何が起こっているのかを共有しながら、文化が住民をつなぐ役割を果たすことを紹介します。
開催日 | 2021年4月10日(土) |
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時間 | 12:45~16:20(開場12:15) |
場所 | 国立民族学博物館 講堂 |
参加費 |
会場参加 無料/要展示観覧券 オンライン参加 無料 |
定員 |
受付は終了しました 会場参加 160名(要事前申込) オンライン参加 300名(要事前申込) |
主催 | 国立民族学博物館 |
お問い合わせ | 国立民族学博物館 企画課 博物館事業係 TEL:06-6878-8210(土日祝を除く9:00~17:00) FAX:06-6878-8242 |
プログラム
12:15――開場
12:45――館長挨拶
12:50――解説
13:05――作品上映
15:35――休憩
15:50――ディスカッション
「地域文化の継承を考える――宮城県南三陸町波伝谷の事例から」
登壇者:我妻和樹(映画作家)、日髙真吾(本館教授)
16:20――終了
上映作品「願いと揺らぎ(ねがいとゆらぎ)」
2017年/日本/日本語/147分
【監督】我妻和樹
【プロデューサー】佐藤裕美
【配給】ピーストゥリー・プロダクツ
宮城県南三陸町の漁村・波伝谷に密着し、東日本大震災後、住民たちの復興への願いとそれぞれの立場と思いからくる心の揺らぎを、伝統行事“お獅子さま”復活の過程を交えて映し出す。
ディスカッション
我妻和樹
映画作家。1985年宮城県白石市出身。東北学院大学在学中に、同大学の民俗学ゼミと東北歴史博物館の共同による宮城県本吉郡南三陸町戸倉地区波伝谷での民俗調査に参加したことがきっかけで2005年から同町に通い続け、2008年の卒業と同時に映画製作を開始。
震災前を描いた『波伝谷(はでんや)に生きる人びと』(2014)、震災後を描いた『願いと揺らぎ』(2017)の2作を劇場公開。現在は東京を拠点に映画製作を進め、南三陸町を舞台にした新作『千古里(ちこり)の空とマドレーヌ』の公開を準備する傍ら、みやぎシネマクラドル代表など地元宮城の映像文化発展のための取り組みもしている。
日髙真吾(国立民族学博物館教授)
(財)元興寺文化財研究所研究員を経て、2002年より現職。
博士(文学)。専門は保存科学。
民俗文化財の保存修復方法、博物館における資料保存に関する研究をおこなう。
主な著書、編著書に、『女乗物―その発生経緯と装飾性』(東海大学出版会 2008年)、『博物館への挑戦-何がどこまでできたのか』(三好企画 2008年 園田直子と共編)、『記憶をつなぐ―津波災害と文化遺産』(千里文化財団 2012年)、『災害と文化財―ある文化財科学者の視点から』(千里文化財団 2015年)がある。
申込方法
・会場参加・オンライン参加ともに、事前予約・定員制(先着順)での開催となります。
・本人を含め2名までお申し込みできます。(会場参加のみ)
受付期間 3月10日(水)9:00~4月7日(水)17:00まで 定員になり次第受付終了。
※解説時に手話通訳が必要な方は3月19日(金)までにお申し込みいただき、その旨をお知らせください。
イベント予約専用サイトからのお申込み
受付は終了しました
メール・電話からのお申込み
受付は終了しました
次の必要事項をお知らせください。
① 件名に「4月10日みんぱく映画会」
② 参加人数
③ 氏名(漢字、フリガナ)
④ 連絡先(固定電話/携帯電話/メールアドレス いずれか)
⑤ お住まいの都道府県名
(③~⑤は代表者のみ)
【申込先】
千里文化財団イベント予約受付
E-mail. yoyaku-event★minpaku.ac.jp ※★印を@に変更して送信ください。
Tel. 06-6877-8894(9:00~16:00 土日祝を除く)
定員に満たない場合は当日参加を受け付けます。(会場参加のみ)
予約状況はイベント予約専用サイトでご確認ください。
新型コロナウイルス感染症の予防のため、イベントを変更・中止する場合がございます。
また、ご入館に際しては感染症対策にご協力ください。詳しくは、ホームページをご確認ください。