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一般公開シンポジウム 「環北太平洋地域の先住民社会の先史、言語、文化」

日時:
2022年10月29日 @ 10:00 – 2022年10月30日 @ 17:00 Asia/Tokyo タイムゾーン
2022-10-29T10:00:00+09:00
2022-10-30T17:00:00+09:00
場所:
国立民族学博物館 第4セミナー室(本館2階)+オンライン併用

開催日 2022年10月29日(土)・30日(日)
開催場所 国立民族学博物館第4セミナー室+オンライン併用
主 催 国立民族学博物館共同研究「環北太平洋地域の先住民社会の変化、現状、未来に関する学際的比較研究――人類史的視点から」(2020.10-2023.3)
共 催 科研基盤(A)「北米アラスカ・北西海岸地域における先住民文化の生成と現状、未来に関する比較研究」(2019.4-2024.3)
共 催 日本北方言語学会
後 援 日本カナダ学会、日本シベリア学会、在日本カナダ大使館
参 加
  • 一般公開(研究者向けですが、一般の方も参加可能です。)
  • 参加無料/申込不要/定員20名[先着順]

※ なお、オンラインでの参加希望の方は、電子メールinuit(アットマーク)minpaku.ac.jpにて10月28日(金)正午までに岸上宛にご連絡下さい。後日、ズームのURL情報をお送りいたします。

趣旨

環北太平洋地域の先住民社会の先史、言語、文化に関する体系的な調査研究は、アメリカ自然史博物館のF.ボアズが組織し、実施したジェサップ北太平洋調査プロジェクト(1897-1902)を嚆矢とする。同プロジェクトでは、新旧両大陸の北太平洋沿岸地域の複数の先住民社会において現地調査を実施し、その成果に基づいてそれらの文化や社会の歴史的関係性を解明しようとした。それは結果として貴重な多数の民族誌を生み出すとともに、諸民族間の社会・文化的な類似性とともに多様性を確認したが、諸民族間の社会や文化、言語の歴史的関係性を解明するには至らなかった。その後も合衆国や日本を中心に大小さまざまな調査研究プロジェクトが実施され、それ相応の成果が生み出されてきた。しかし、環北太平洋地域の先住民の社会・文化・言語の変化に関する比較が十分に行われておらず、社会的・文化的・言語的多様性の追認に終わっている。近年、分子生物学の成果を考古学研究に応用することや、言語研究や民族誌研究の成果が蓄積されてきたことによって、新たな知見が生み出されつつある。現在、行っている共同研究「環北太平洋地域の先住民社会の変化、現状、未来に関する学際的比較研究――人類史的視点から」と科研「北米アラスカ・北西海岸地域における先住民文化の生成と現状、未来に関する比較研究」では、考古学や分子生物学、言語学、文化人類学の最新の研究方法や研究成果に基づいて環北太平洋沿岸地域における先住民の先史、社会、文化ついて多様な視点から検討を進めてきた。本シンポジウムの目的は、それらの成果を検討するとともに、広く社会一般に発信することである。

プログラム

以下のボタンよりダウンロードできます。

2022年10月29日(土)

10:00 – 10:20 趣旨説明 岸上伸啓(国立民族学博物館)
10:30 – 12:30 言語学セッション(1)「環北太平洋地域の先住民諸言語における接触と変容」
10:30~11:00 白尚燁(室蘭工業大学)「地域言語学的観点から見たツングース諸語」
11:00~11:30 呉人惠(北海道立民族博物館)「環オホーツク諸言語の接触の跡をたどる――古アジア諸語を中心に」
11:30~12:00 堀博文(静岡大学)「北アメリカ北西海岸地域の言語領域と接触:北部を中心に」
12:00~12:30 笹間史子(大阪学院大学)「北アメリカ中部北西海岸言語領域とツィムシアン語」
12:30 – 13:30 休憩
13:30 – 14:30 言語学セッション(2)「環北太平洋地域の先住民諸言語における接触と変容タイトル」
13:30~14:10 報告者によるコメント・補足説明
14:10~14:30 質疑応答・討論
14:30 – 14:45 休憩
14:45 – 17:25 考古学セッション「環北太平洋地域の考古学」
14:45~15:15 加藤博文(北海道大学)「環北太平洋考古学:冷戦期から新たな冷戦期へ」
15:15~15:45 平澤 悠(東亜大学)「北米ファーストアメリカン研究の現状と課題」
15:45~16:15 高瀬克範(北海道大学)「北太平洋東西沿岸の比較考古学——展望と課題」
16:15~16:25 休憩
16:25~17:25 質疑応答・総合討論

2022年10月30日(日)

10:00 – 12:00 文化人類学セッション(1)「環北太平洋沿岸地域の先住民社会の変化と現状」
10:00~10:40 齋藤玲子(国立民族学博物館)「近現代におけるアイヌ文化の変化と復興」
10:40~11:20 立川陽仁(三重大学)「カナダ、北西海岸先住民族の現代における起業とその背景」
11:20~12:00 井上敏昭(城西国際大学)「北方アサバスカン・グィッチン社会の変化と現状」
12:00 – 13:00 休憩
13:00 – 14:00 文化人類学セッション(2)「環北太平洋沿岸地域の先住民社会の変化と現状」
14:00 – 14:15 コメント「変化と現状を比較する」 岸上伸啓(国立民族学博物館)
14:15 – 15:00 質疑応答及び討論
15:00 – 15:20 休憩
15:20 – 17:00 総合討論
コメント 加藤博文(北海道大学)、呉人惠(北海道立北方民族博物館)、岸上伸啓(国立民族学博物館)ほか
総合討論 全員
17:00 終了予定