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【館外開催】【創設50周年記念事業】みんぱく公開講演会「日本の仮面をつくる――現代に生きる神楽面」

日時:
2024年03月01日 @ 18:30 – 21:00 Asia/Tokyo タイムゾーン
2024-03-01T18:30:00+09:00
2024-03-01T21:00:00+09:00
場所:
オーバルホール
みんぱく公開講演会「日本の仮面をつくる:現代に生きる神楽面」

日  時 2024年3月1日(金)
18:30~21:00(開場17:30)
講演会場 オーバルホール
大阪市北区梅田3-4-5 毎日新聞大阪本社ビルB1

※館外での開催となります。ご注意ください。
主  催 国立民族学博物館、毎日新聞社
定  員 480名(要事前申込み/先着順)
参 加 費 無料

☆ 手話通訳あり
☆ インターネットでのライブ中継も実施いたします。(要事前申込み)
☆ 新型コロナウイルス感染症の流行状況によっては、開催の中止、形式の変更等となる場合もあります。ご了承ください。

趣旨

 日本各地の祭りや芸能には、さまざまな仮面が登場する。人は面をつけることで、神霊や鬼など人ならざる存在へと変身したり、性別を越えたり若くも老いたりもしてきた。このように仮面は、着用することで人間性を拡張して「異」を作り出す道具であり、転じて神霊の表象として神聖視され祀られることもある。
 こうした日本の仮面は、どうやって現在まで守り伝えられてきたのだろうか?とくに、各地の祭りで使用される仮面は、長年着用されるうちに破損や劣化を繰り返してきた。それを修復や摸刻して守ってきた地域で活躍する仮面職人の存在は、これまで多く知られてきていない。しかし、こうした職人の技術がなければ各地の祭りや芸能は成り立たないと言え、その重要性は改めて広く認識されるべきである。
 本講演会では、日本の祭り文化を支える仮面職人の技術や創造性に焦点をあて、仮面というモノが生み出す多様な人間の活動について議論していく。それにより、現代社会における仮面文化の魅力を示すことを目指す。

プログラム

17:30 – 18:30 受付
18:30 – 18:35 開会挨拶 木戸哲(毎日新聞大阪本社 編集局長)
18:35 – 18:40 挨拶 吉田憲司(国立民族学博物館長)
18:40 – 18:45 趣旨説明 鈴木昂太(国立民族学博物館助教)
「日本の祭りを支える職人たち」
18:45 – 19:05 基調講演 吉田憲司
「世界の仮面、日本の仮面」
19:05 – 19:20 報告1 鈴木昂太
「日本の仮面に見る素材の多様性」
19:20 – 19:35 報告2 竹原雅也(清川神楽面工房 代表)
「木彫り面の制作工程」
19:35 – 19:50 報告3 小林泰三(株式会社小林工房 代表)
「和紙面の制作工程」
19:50 – 20:00 休憩
20:00 – 20:50 グループトーク
「日本の仮面をつくる」
竹原雅也 × 小林泰三 × 吉田憲司 × 鈴木昂太 × 笹原亮二
(モデレーター 山中由里子

講師紹介

吉田 憲司(国立民族学博物館長)

吉田憲司(国立民族学博物館長)

国立民族学博物館の第6代館長。2017年4月から現職。アフリカを中心とした儀礼や仮面の研究を進めるとともに、ミュージアム(博物館・美術館)における文化の表象のあり方を研究している。主な著書に『仮面の世界をさぐる アフリカとミュージアムの往還』、『文化の「発見」』、『宗教の始原を求めて』など。

鈴木昂太(国立民族学博物館助教)

鈴木昂太(国立民族学博物館 助教)

専門は、日本民俗学、芸能史研究。特に中国・東北地方の神楽を主たる対象として、神楽を舞う宗教者や神楽団の活動の歴史的変遷を研究している。近年は、神楽が近代化の過程で政治権力の影響によりどのように変化したのかに関心を持つ。近年の論文に「神楽と国譲り神話─近代における芸能の創造」『歴史と地域のなかの神楽』(法蔵館)などがある。

竹原雅也(清川神楽面工房 代表)

竹原雅也(清川神楽面工房 代表)

神楽面打師。大分県生まれ。大分県豊後大野市清川町に移住し、15年前から師匠の森下菊男氏より面作りを習い技術を身につけた。大分県の南部を中心に伝承される「大野系岩戸神楽」のうち「御嶽流」の神楽面を制作している。Youtubeチャンネル「きよかわベース」で情報発信も行っている。

小林泰三(株式会社小林工房 代表)

小林泰三(株式会社小林工房 代表)

石見神楽面職人。島根県生まれ。11歳より島根県伝統工芸品「石見神楽面」の技法を学び、28歳で(株)小林工房を設立。石見神楽面の制作や修理を中心に、「脱活法」を活かした「和紙壁画レリーフ」など新しい表現を追求している。自身も石見神楽の舞手であることから、これまで和太鼓、バリ舞踊、バレエとの共演など、幅広い舞台活動を行っている。

地図

講演会場:オーバルホール(大阪市北区梅田3-4-5 毎日新聞社ビルB1階)

交通機関

  • JR大阪駅(桜橋口)から徒歩8分
  • JR環状線福島駅から徒歩5分
  • 阪神大阪梅田駅から徒歩8分
  • 大阪メトロ西梅田駅から徒歩8分

詳しくはこちら(オーバルホールホームページ)

申込方法

会場参加

申込受付を終了いたしました。

  • 事前予約・定員制(先着順)での開催となります。
  • 受付期間 1月15日(月)10:00~2月21日(水)16:00
    [定員になり次第受付終了]
  • 本人を含め5名まで

ライブ中継視聴

申込受付を終了いたしました。

  • 事前予約制での開催となります。
  • 受付期間 1月15日(月)10:00~2月21日(水)16:00

お問い合わせ先

国立民族学博物館 研究協力課
TEL 06-6878-8209
メールアドレス koenkai★minpaku.ac.jp
※★印を@に変更して送信ください。