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有明海のウナギは語る:食と生態系の未来

館外での出版物

書名 有明海のウナギは語る:食と生態系の未来
著者名 中尾勘悟:著、久保正敏:編著
出版社 発行:千里文化財団、発売:河出書房新社
発行年月日 2023年3月1日
判型・体裁 B5
頁数 288頁
ISBN 978-4-309-92253-9
定価 2,970円(税込)

主題・内容

40年以上の有明海漁業の写真記録と文献調査を基に、ニホンウナギ資源量減少が水辺生態系の劣化と深く関わること、それが食と生態系の未来に直結することを論じ、それらの持続可能な将来像を読者とともに考える。

おすすめのポイント、読者へのメッセージ

生物学・分類学でウナギを紹介、年表で読み解く国営諫早湾干拓事業の訴訟史、河川工法の歴史から見る水辺の生態系の変容、伝統的な「氾濫受容型治水」から最近の「流域治水論」までを俯瞰、地域の再生を水系から考える「森里海の連環学」の紹介、読みもの仕立ての「註」の数々。

目次

第1章 食資源としてのウナギ
   コラム「世界のウナギ属」
第2章 ニホンウナギの生態
   コラム「ニホンウナギの性決定」
   コラム「ウナギは2回変態する」 望岡 典隆
   コラム「魚類の耳石と標識」
   コラム「46m の滝登り」 松重 一輝・望岡 典隆
   コラム「河川でのウナギの寝床」 松重 一輝・望岡 典隆
   コラム「竹ん皮ウナギ」 望岡 典隆
第3章 日本の天然ウナギ漁
   コラム「ウナギ食のタブー」
第4章 有明海の現況 — 資源の回復は?
   コラム「潟スキー考」
   コラム「鰻という姓」
第5章 ウナギ漁の今昔
第6章 有明海のウナギ漁法さまざま
   コラム「九州にある特殊なウナギ石倉」 日比野 友亮
第7章 有明海各地域のウナギ漁
   コラム「六角川河口域でのウナギ地獄釣り」
   コラム「筑後川の大ウナギ退治の話」
   コラム「東アジア鰻学会」
第8章 ウナギの資源回復を考える
   コラム「ふるさとの川はみな違う」 阿部 夏丸
   コラム「嬉野川とシーボルト」
   コラム「生態系保全と防災の両立:石組みによる河道改善」 安田 陽一
第9章 森里海の連環を考える
   コラム「気仙沼舞根湾湿地保全:ニホンウナギは私たちの未来を映し出す鏡」 田中 克
第10章 資源回復を目指す取り組み
   コラム「粘り強い循環型地域社会を目指す南三陸町
   コラム「自然共生社会の実現のための『運ぶもの』と運ばないもの』」 亀山 哲
   コラム「柳川のウナギ供養祭」
第11章 そして、これから

参考文献

用語索引