「よく見る人」と「よく聴く人」――共生のためのコミュニケーション手法
館外での出版物

書名 | 「よく見る人」と「よく聴く人」―共生のためのコミュニケーション手法 |
著者名 | 広瀬浩二郎・相良啓子 |
出版社 | 岩波書店 |
発行年月日 | 2023年9月20日 |
判型・体裁 | 新書版 |
頁数 | 206頁 |
ISBN | 978―4―00―500975―6 |
定価 | 1,034円(税込) |
研究 | 人間文化研究機構「コミュニケーション共生科学の創生」プロジェクト |
主題・内容
目が見えない研究者と耳が聞こえない研究者の対話。手話や点字など様々な「工夫」を積み重ねて他者とつながり、世界を広げてきた二人が、多様な人々が互いに理解しあうためのコミュニケーションの可能性を伝える。
おすすめのポイント、読者へのメッセージ
- 表紙カバーに点字が印刷されており本の触感を楽しむことができる。
- 表紙カバーのQRコードから書名の手話表現を動画で見ることができる。
- 単なる障害当事者の体験談ではなく、広く人間のコミュニケーションについて考える構成となっている。
- 二人の研究者の成長を社会状況の変化と関連づけながらビビットに描いている。
- 終章の対談では「異文化」に触れる作法、「異文化」を楽しむ技法を豊富なエピソードとともに紹介している。
目次
はじめに――哲学ならぬ我が「鉄学の道」広瀬浩二郎
1章 学校生活
2章 「障害」と向き合う
3章 進学、転職、留学
4章 新しい環境に飛び込む
5章 研究と博物館
6章 対談「障害」って何だろう
おわりに――手話で世界が拓かれた 相良啓子