「コミュニケーション共生科学の創生」プロジェクト
設置期間 | 令和3年4月1日~令和4年3月31日(1年間) |
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メンバー |
菊澤律子:総括、視覚型コミュニケーション担当 広瀬浩二郎:総括、非視覚型コミュニケーション担当 吉岡乾:音声言語学研究担当 相良啓子:手話言語学研究担当 宇田川妙子:ジェンダー視点からみたアドバイス担当 |
人間文化研究機構で推進される予定の「開かれた人間文化を目指した社会共創コミュニケーションの構築(案)」における「コミュニケーション共生科学の創成」(以下、「共生科学プロジェクト」と称する)の実現に向けた研究システム構築および予備調査を行うためのプロジェクトです。国立国語研究所(以下「国語研」)と民博が主導機関兼拠点となり、さらに国内外の研究者や機関と連携することで、コミュニケーション共生に関する新しい研究分野を拓くことを最終的な目標としています。
また、民博拠点では、以下の3つを研究の柱としています。
- これまですすめてきた触覚によるコミュニケーション実践の基礎を、非視覚型コミュニケーションというより大きな視点からとらえなおし発展させる。
- これまですすめてきた手話言語学関連の研究を、視覚型コミュニケーション研究というより大きな視点でとらえなおし発展させる。
- 上記①、②のよりよい理解のために、国語研における言語面からのアプローチの応用や、脳科学や認知科学からみた生物としてのヒトのコミュニケーションの特徴およびあり方を研究する役割を担う。
さらに、これらの成果を基盤として、非視覚型および視覚型の間のコミュニケーションについて、その共生を実現するための解決策を模索します。