岩手大学 人文社会科学部韓国文化学研究室×国際課共催イベント 「モノから知る韓国の日常と伝統~見て、さわって、着てみよう」 韓国語基礎・初級韓国語発展
Let’s みんぱっく!!-活用例-New
岩手大学 人文社会科学部韓国文化学研究室×国際課共催イベント
「モノから知る韓国の日常と伝統~見て、さわって、着てみよう」
韓国語基礎・初級韓国語発展
2024年度より貸出が開始された「韓国のこども時間――日常と伝統」、オプション「楽器」パックの活用方法をご紹介します。
岩手大学では、人文社会科学部韓国文化学研究室×国際課共催イベント「モノから知る韓国の日常と伝統~見て、さわって、着てみよう」と韓国語の授業でみんぱっくが使用されました。
みんぱっくの利用が学生、留学生、教員、一般市民、それぞれとの交流や、学生の新たな一面をみることができるきっかけとなったようです。
イベントでの活用、アクティビティ・カードとの併用、パック内映像資料との併用の事例として、ぜひ参考にご覧ください。
【本ページはみんぱっく担当が取材させていただいた内容と大学からご提供いただいたレポートと写真をもとに構成しています。】
パック利用期間 | 2024年12月10日(火)~2024年12月23日(月) |
---|---|
利用したパック | 「韓国のこども時間――日常と伝統」 オプション「楽器」 |
対象 | 学生・教員・一般市民 |
実施場所 | 岩手大学 TOVLAB・学生棟A棟 |
実施内容 |
|
学生・教員数 |
|
12/18(水)岩手大学人文社会科学部韓国文化学研究室×国際課共催イベント
「モノから知る韓国の日常と伝統~見て、さわって、着てみよう」
みんぱっく「韓国のこども時間――日常と伝統」、オプション「楽器」から様々なモノを通じて、韓国のこどもの日常と伝統文化を学ぶイベントを開催。参加した教員や韓国人留学生とも交流し、モノの名前や、実際の使い方を学ぶことで、言語の背景にある文化に触れた。



12/19(木)韓国語基礎(人文社会科学部)
授業テーマ「韓国の旧正月を知る~モノを通じて文化に触れてみる~」
①新年のあいさつをしてみようー세배(歳拝)ー덕담(徳談)
②伝統遊びを体験ーコンギ・ペンイ・チェギチャギ・ビソクチギ
③韓服を着てみようーチマチョゴリ・バジチョゴリ
④農楽に使う楽器を演奏してみようーソゴ・ケンガリ・チャンゴ・チン・プク
※韓国人留学生や教員に質問しながら、モノについて話し合ってみる。
※「触れたモノ」「体験したモノ」を観察し、アクティビティ・カード「これは、なに?」と「どんなはっけんした?」に記入。



12/19(木)初級韓国語発展(教育学部)
授業テーマ「韓国の旧正月を知る~韓国語で質問してみよう~」
①新年のあいさつをしてみようー세배(歳拝)ー덕담(徳談)
②伝統遊びを体験ーコンギ・ペンイ・チェギチャギ・ビソクチギ
③韓服を着てみようーチマチョゴリ・バジチョゴリ
④農楽に使う楽器を演奏してみようーソゴ・ケンガリ・チャンゴ・チン・プク
※韓国人留学生や教員に習った韓国語で質問しながら、「触れたモノ」「体験したモノ」を観察し、アクティビティ・カード「これは、なに?」と「どんなはっけんした?」に韓国語で記入。
※みんぱくが制作した映像をみながら、オプション「楽器」の演奏を体験。




みんぱっくには、各地域について知識を深めるために役立つ映像をDVDにして入れています。
パックに関連する番組を収録した「ビデオテーク※」DVDやみんぱっくのために制作した「動画」をご活用ください。
※「ビデオテーク」は、国立民族学博物館内で視聴することができる世界のさまざまな地域で暮らす人びとの生活や儀礼、芸能などを映像で紹介するシステムです。
「韓国のこども時間オプション 用楽器の鳴らし方」動画
みんぱっくを利用した学生・韓国人留学生の感想

(ケンガリを使ってみて)結構大きな音がした。儀式にもリズムがあり、他の4つの楽器と合わすことできれいな音色を出すことができた。

習うだけでなく、実際に文化に触れてみると楽しくたくさんのことを学ぶことができた!

(チャンゴを使ってみて)盛岡さんさ踊りに使うたいこに似ている。体にピッタリ沿うような持ち方ができる。バチに持ち方があり、難しかった。

モノを目の前に置いて話すと、シャイな人でも色々エピソードが出てくるので良いと思った。

(大学院生)普段一般の学部生と知り合うチャンスがなかったが授業で知り合えて、いい機会だった。

(留学生)伝統のあそびや韓服などは、完全に自分の日常から遠ざかっていたモノだが、紹介することを通じて幼い頃の遠い記憶を呼び戻す機会になったり、自分が自文化のことを「知らない」ということに気づく機会になった。
みんぱっくを利用した教員の感想
私はみんぱくに勤務していた2023年度にオプション楽器パックの開発に携わりました。今回、大学教員となって初めてみんぱっくを使用してみて、モノに直接ふれる体験の力強さを改めて実感しました。とくに伝統衣装や楽器、あそびなどは、留学生のおかげもあり、学生たちが非常に意欲的に体験をしようとしていました。
コマまわしが得意な人や、笛がすぐふけるようになった人など、個々の学生たちの意外な一面も垣間見られました。
最近の大学生のほとんどはK-POPに関心があるため、最新のグッズを入れてほしいという意見がありましたが、博物館の貸出パックの内容物は、時間が経っても通用しなければならず、著作権のクリアなどを考えると、難しいかもしれません。しかし、若い大学生がアイディアを出し合って考える、大学生向けの韓国パックを作ってみる実習も面白いかもしれないと思いました。韓国文化学専攻の授業で、今後導入を検討してみたいと思います。